男子テニス元世界2位で1991年のウインブルドンチャンピオンであるミカエル・シュティッヒ氏が、アメリカのスポーツニュースメディア「Stats Perform News」のインタビューに応じ、世界5位のロジャー・フェデラー(スイス)の引退時期について語った。
右ヒザのケガの影響により、昨年1月の全豪オープン準決勝を最後に、1年以上ツアーから遠ざかっているフェデラー。今年で40歳を迎えることからも度々引退説が囁かれるようになり、フェデラー自身もキャリアの終焉について言及することもあったほどだ。
そんな中、シュティッヒ氏は「彼が今の年齢で大規模な成功を収めることができるかどうかは疑わしい」と前置きしながらも、フェデラーがテニス界から身を引くタイミングについては「ウインブルドンで9度目の優勝を飾った時が最適なのではないか」と考えているようだ。その上でシュティッヒ氏は「特に(8回の優勝を誇る)ウインブルドンでは、フェデラーは今でもタイトル獲得の候補に挙がっていることは確かだ」と断言する。
さらにシュティッヒ氏は「私はフェデラーがもう一度ウインブルドンで優勝して、決勝戦の後に『僕はもう限界だった。もう(テニスは)やめるよ。これ以上素晴らしいことはあり得ない』と言ってほしい」と引退への理想のシナリオを語った。
また、フェデラーのツアー復帰について問われたシュティッヒ氏は「何よりも素晴らしいのは誰もが彼のカムバックを楽しみにしていて、何が起こるのかを見たいと思っていることだよ」としつつ、「もう彼には失うものは何もない。彼は自分自身に何かを証明する必要はないし、ファンに何かを証明する必要もない。ただ単に彼は、まだタイトルを獲れると思っているからこそ、テニスを続けているんだろう」とフェデラーの心情を代弁した。
右ヒザの回復具合が懸念される中、3月8日に開幕する「カタール・オープン」(カタール・ドーハ/ATP250)に出場することを表明したフェデラー。シュティヒ氏の言葉通り、多くのテニスファンがフェデラーの復活を心待ちにしていることは間違いないだろう。
文●中村光佑
【PHOTO】史上最強の王者!絶大な人気を誇るロジャー・フェデラーの「ウインブルドン2019」を振り返る!
右ヒザのケガの影響により、昨年1月の全豪オープン準決勝を最後に、1年以上ツアーから遠ざかっているフェデラー。今年で40歳を迎えることからも度々引退説が囁かれるようになり、フェデラー自身もキャリアの終焉について言及することもあったほどだ。
そんな中、シュティッヒ氏は「彼が今の年齢で大規模な成功を収めることができるかどうかは疑わしい」と前置きしながらも、フェデラーがテニス界から身を引くタイミングについては「ウインブルドンで9度目の優勝を飾った時が最適なのではないか」と考えているようだ。その上でシュティッヒ氏は「特に(8回の優勝を誇る)ウインブルドンでは、フェデラーは今でもタイトル獲得の候補に挙がっていることは確かだ」と断言する。
さらにシュティッヒ氏は「私はフェデラーがもう一度ウインブルドンで優勝して、決勝戦の後に『僕はもう限界だった。もう(テニスは)やめるよ。これ以上素晴らしいことはあり得ない』と言ってほしい」と引退への理想のシナリオを語った。
また、フェデラーのツアー復帰について問われたシュティッヒ氏は「何よりも素晴らしいのは誰もが彼のカムバックを楽しみにしていて、何が起こるのかを見たいと思っていることだよ」としつつ、「もう彼には失うものは何もない。彼は自分自身に何かを証明する必要はないし、ファンに何かを証明する必要もない。ただ単に彼は、まだタイトルを獲れると思っているからこそ、テニスを続けているんだろう」とフェデラーの心情を代弁した。
右ヒザの回復具合が懸念される中、3月8日に開幕する「カタール・オープン」(カタール・ドーハ/ATP250)に出場することを表明したフェデラー。シュティヒ氏の言葉通り、多くのテニスファンがフェデラーの復活を心待ちにしていることは間違いないだろう。
文●中村光佑
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