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錦織圭が13位のゴファンを下して3回戦進出!似たプレースタイルの相手を鋭いストロークで制す〈SMASH〉

スマッシュ編集部

2021.03.17

ドバイ選手権2回戦、サービスの調子も良く、ストロークの伸びも出ていた錦織。(C)Getty Images

 男子テニスツアー「ドバイ選手権」(3月14日~20日/アラブ首長国連邦・ドバイ/ハード/ATP500)は現地16日にシングルス2回戦が行なわれ、錦織圭(世界ランキング41位)が登場。第5シードで世界13位のダビド・ゴファン(ベルギー)に6-3、7-6(3)のストレートで勝利した。

 31歳の錦織にとって、30歳のゴファンは年齢も近く、プレースタイルも似ている選手。ゴファンは錦織のプレーを参考にしていると言うほどで、大会会場ではよく一緒に練習する仲である。

 過去の成績は錦織から3勝0敗だが、2015年カナダ・マスターズ以来となる久しぶりの対戦。ストロークでしっかりと打ち合える相手だけに、現在の調子を量る上で重要な試合となった。

 序盤からお互い相手を左右に振りポイントを取る形を出していく。第5ゲームで、攻撃的なストロークを見せた錦織がブレークに成功。その後ゴファンにブレークポイントを握られるが、ボレーのミスに救われ、続いて錦織にもサービスエースが出て、6-3で第1セットを奪った。

 錦織はサービスの調子も良く、ストロークの伸びも出てきており、自分のリズムでプレーで試合を進めた。
 
 第2セットに入ると、2人のラリーは激しさを増していくが、錦織の方が鋭いショットを繰り出し優勢に進める場面が多くなる。第3ゲームでは5回のデュースの末に錦織がブレーク。第8ゲームでフットフォールトを取られたのを切っ掛けにサービスゲームを落とし4-4となり、この後はブレーク合戦に。結局、タイブレークを制して、6-3、7-6(3)で勝利を手に入れた。

 競った展開の中でのストレート勝利は、大きな自信になったことだろう。錦織は3回戦で、アリアス・ベデネ(スロベニア/59位)と対戦することが決まっている。同じ31歳だが今までに対戦はない。ロッテルダム大会に続くベスト8入りが期待される。

構成●スマッシュ編集部

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