国内テニス

伊達公子さんによるジュニアプログラム1期生が最後のキャンプ。参加者の1人は4月からプロへ〈SMASH〉

スマッシュ編集部

2021.03.18

左から奥脇莉音、永澤亜桜香、伊達公子さん、成田百那、山上夏季。写真:ヨネックス株式会社

 トップジュニア育成プログラム「伊達公子×YONEX PROJECT~Go for the GRAND SLAM~」の第8回キャンプが2月27日~28日に東京・スポル品川大井町にて行なわれた。

 2年間で8回開催されたこのキャンプには、書類選考とオーディションで選ばれた15歳以下の女子4名(山上夏季、成田百那、奥脇莉音、永澤亜桜香)が参加し、伊達公子さん、浅越しのぶさん、石井弥起さん、近藤大生さんら元プロテニスプレーヤーとトレーナーの川田真琴さん(R-body project)の指導の下でグランドスラムジュニア出場を目標に励んでいた。

 ラストを迎えた今回は「プログラムを終え巣立つジュニアに今最も伝えたいこと」として「自覚があることで行動に責任が伴い、やるべきことが定まる」という思いから「自覚を持つ」をテーマに行なわれた。
 
 1日目にはお馴染みの伊達さんによる個別レッスン、2日目は早稲田大学の女子選手を迎えて試合を実施した。

 そして最後に卒業セレモニーが行なわれ、伊達さんは「夢は夢で終わらせない」というメッセージを入れた記念品を一人ひとりに贈与し、「1期生のプライドを持ちつつ、謙虚にチャレンジする気持ちを持ってテニスを続けてほしい」という熱いメッセージで全8回のキャンプを締めくくった。

 ジュニアプログラムを卒業する1期生の中から、奥脇が4月からプロに転向することを公表。今後の活躍が期待される。

 なお、現在は2期生のメンバーを8名募集している。グランドスラムジュニア出場を目指すジュニアは、応募を考えてみていはいかがだろうか。

構成●スマッシュ編集部

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