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海外テニス

錦織圭、初対戦のベデネをストレートで下して今月2度目の8強! 序盤は完璧なサービスゲームで圧倒<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.03.18

ベデネを2-0のストレートで撃破した錦織。(C)Getty Images

ベデネを2-0のストレートで撃破した錦織。(C)Getty Images

 男子テニスツアー「ドバイ選手権」(3月14日~20日/アラブ首長国連邦・ドバイ/ハード/ATP500)は現地17日にシングルス3回戦が行なわれ、錦織圭(世界ランキング41位)が登場。同59位のアリアス・ベデネ(スロベニア)に6ー4、6-4のストレートで勝利した。

 ベデネは錦織と同じ1989年生まれの31歳で、ツアー優勝こそないが準優勝は過去4度経験。長年トップ50~100位にランクする安定した成績を残し続けている選手だ。両者は今回が初めての対戦で、迎え撃つ錦織は2回戦後に「要所要所でミスがあったので。そこをしっかり直せれば、次からさらに良くなっていけると思うので、次も楽しみです」と語っていた。

 第1セットは、立ち上がりから相手のサービスを果敢に攻める錦織が早々にブレークに成功。逆に自身のサービスゲームでは、1stサービスでポイント獲得率100%(12/12)、2ndサービスでは89%(8/9)と、わずか1ポイントしか落とさない驚異的なプレーを見せて、6-4でセットを先行した。
 
 第2セットでは流れが変わり、ベデネのリターンが安定してくる。錦織のサービスゲームでデュースとなる展開が続き、第2ゲームではベデネに1度ブレークポイントを握られたが、なんとかしのぎ切った。

 そのまま互いにキープし合って迎えた第9ゲーム。15-40と2連続のブレークチャンスを掴んだ錦織は、1本目をリターンミスで逃すも2本目でベデネのダブルフォールトに救われてブレークを先行させた。

 そして5-4で迎えた錦織のサービング・フォー・ザ・マッチ。追い詰められたベデネにストロークで粘られてデュースに持ち込まれ、1度はブレークポイントを握られたが、ここも巧みに切り抜ける。3度目のマッチポイントを得意のバックハンドダウン・ザ・ラインで取り切って、見事ベスト8進出を決めた。

 錦織は準々決勝で、ロイド・ハリス(南アフリカ)とフィリップ・クライノビッチ(セルビア)の勝者とぶつかる。どちらともこれまで対戦経験はないが、両者ともに錦織の得意とするストローカータイプだ。次戦の活躍にも期待したい。

構成●スマッシュ編集部

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