女子テニスツアー「マイアミ・オープン」(3月23日~4月3日/アメリカ・マイアミ/ハード/WTA1000)は、現地26日に女子シングルス2回戦が行なわれた。世界ランク2位の大坂なおみは同77位のアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)を7-6(3)、6-4のストレートで下し、3回戦進出を決めている。
大坂のサービスで始まった第1セットの第1ゲーム。時折コートに強い風が吹き込むコンディションのせいか、少し制球を乱した大坂が先にブレークを奪われる。次のゲームですぐさま取り返したものの、第5ゲームではダブルフォールトをきっかけに再びブレークを許してしまった。
その後、トムヤノビッチのサービスゲームで幾度かチャンスが掴むも、そのことごとくを素晴らしいサービスで凌がれた大坂は、イラ立ちを募らせてラケットをコートに投げつける。
それでも、ここで崩れないのが4度のグランドスラムチャンピオンに輝く、いまの大坂だ。コートチェンジで心を落ち着かせた彼女は、相手のサービング・フォー・ザ・セットとなる第10ゲームで、緩急巧みなボールコントロールを見せて渾身のブレークバックを果たす。
続くサービスゲームで1度ブレークピンチを迎えたが、ここをセンターへの強烈なサービスエースで凌いで「カモーンッ!」と大きく雄たけびを上げると、続くタイブレークでも2本のミニブレークを奪いセットを先取した。
第2セットは、互いにチャンスがありながらも生かし切れず、キープが続く展開に。流れが変わったのは第9ゲームで、ストローク戦を優位に進める大坂がトムヤノビッチのミスを誘い出してブレーク先行。続くサービング・フォー・ザ・マッチも強烈なサービスを起点に取り切り、1時間38分で勝利を決めた。
今大会第2シードの大坂はこの試合が初戦で、2月の全豪オープンで優勝して以来、約1か月ぶりの公式戦となった。久々の実戦とあってか、それとも強風のせいか、大坂らしからぬ凡ミスが目立つ試合だったが、ここぞという場面でのストロークやサービスはやはり一級品。難しい状況でもしっかりと強さを見せつけた。
大坂は次戦で世界95位のニーナ・ストヤノビッチ(セルビア)と対戦する。両者の顔合わせはこれが初めて。ストヤノビッチは2回戦で同28位のユリア・プチンツェワ(カザフスタン)をフルセットの末に破っている。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】大坂がグランドスラム4勝目を挙げた全豪オープンのスナップ集
大坂のサービスで始まった第1セットの第1ゲーム。時折コートに強い風が吹き込むコンディションのせいか、少し制球を乱した大坂が先にブレークを奪われる。次のゲームですぐさま取り返したものの、第5ゲームではダブルフォールトをきっかけに再びブレークを許してしまった。
その後、トムヤノビッチのサービスゲームで幾度かチャンスが掴むも、そのことごとくを素晴らしいサービスで凌がれた大坂は、イラ立ちを募らせてラケットをコートに投げつける。
それでも、ここで崩れないのが4度のグランドスラムチャンピオンに輝く、いまの大坂だ。コートチェンジで心を落ち着かせた彼女は、相手のサービング・フォー・ザ・セットとなる第10ゲームで、緩急巧みなボールコントロールを見せて渾身のブレークバックを果たす。
続くサービスゲームで1度ブレークピンチを迎えたが、ここをセンターへの強烈なサービスエースで凌いで「カモーンッ!」と大きく雄たけびを上げると、続くタイブレークでも2本のミニブレークを奪いセットを先取した。
第2セットは、互いにチャンスがありながらも生かし切れず、キープが続く展開に。流れが変わったのは第9ゲームで、ストローク戦を優位に進める大坂がトムヤノビッチのミスを誘い出してブレーク先行。続くサービング・フォー・ザ・マッチも強烈なサービスを起点に取り切り、1時間38分で勝利を決めた。
今大会第2シードの大坂はこの試合が初戦で、2月の全豪オープンで優勝して以来、約1か月ぶりの公式戦となった。久々の実戦とあってか、それとも強風のせいか、大坂らしからぬ凡ミスが目立つ試合だったが、ここぞという場面でのストロークやサービスはやはり一級品。難しい状況でもしっかりと強さを見せつけた。
大坂は次戦で世界95位のニーナ・ストヤノビッチ(セルビア)と対戦する。両者の顔合わせはこれが初めて。ストヤノビッチは2回戦で同28位のユリア・プチンツェワ(カザフスタン)をフルセットの末に破っている。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】大坂がグランドスラム4勝目を挙げた全豪オープンのスナップ集