男子テニスツアー「モンテカルロ・オープン」(4月11日~18日/モナコ・モンテカルロ/ATP1000/クレー)に出場を予定していた世界2位のダニール・メドベージェフ(ロシア)が新型コロナウイルスに感染し、同大会を棄権扱いとなった。
大会第2シードとして2回戦から登場する予定だったメドベージェフ。だが、ATPが現地4月13日に発表した公式声明文によれば、12日に実施されたPCR検査で陽性反応を示したようだ。
メドベージェフの健康状態や症状の有無に関する詳細は特に公表されていないものの、現在はトーナメントドクターとATPのメディカルチームによる監視の下で、すでに隔離措置が行なわれているという。
新型コロナ感染と大会の棄権を受けてメドベージェフは、「モンテカルロでプレーできないのは、とても残念なことだ」としながらも「今は回復に専念し、できるだけ早く、可能な限り安全な形でツアーに復帰したいと思う」とコメントを残している。
一方で「ロイター通信」によると、メドベージェフは新型コロナ陽性が判明する数時間前に、ラファエル・ナダル(スペイン)と練習を行なったという。SNS上では2人が拳を突き合わせて挨拶を交わしている写真も出回っており、ナダルが濃厚接触者に含まれる可能性は極めて高い。
ナダルの広報担当者を務めるベニート・ペレス・バルバディロ氏は「彼の体調は全く問題ないし、我々が理解しているように、コロナのウイルスは3~4日前には現れない」としている。実際にナダルと彼のチームのメンバーは12日のPCR検査で陰性だったようだが、モンテカルロ大会の主催側が濃厚接触者への対応を明らかにしていないため、ナダルが予定通り試合に出場できるのか現時点(4/13の試合終了時)では不透明だ。
クレーコートを苦手としながらも、2019年のモンテカルロ大会ではベスト4へ進出したメドベージェフ。良いイメージを持っていただけに、今回は何とも残念な結末となってしまったが、まずは早急に回復へ努めてもらいたいところだ。
なお、急遽欠場となったメドベージェフに代わり、世界94位のホアン・イグナシオ・ロンデロ(アルゼンチン)が、『ラッキールーザー』としてフィリップ・クライノビッチ(セルビア)との2回戦に臨む予定だ。
文●中村光佑
【連続写真】相手の攻撃を無力化するD・メドベージェフの守備的バックハンド
大会第2シードとして2回戦から登場する予定だったメドベージェフ。だが、ATPが現地4月13日に発表した公式声明文によれば、12日に実施されたPCR検査で陽性反応を示したようだ。
メドベージェフの健康状態や症状の有無に関する詳細は特に公表されていないものの、現在はトーナメントドクターとATPのメディカルチームによる監視の下で、すでに隔離措置が行なわれているという。
新型コロナ感染と大会の棄権を受けてメドベージェフは、「モンテカルロでプレーできないのは、とても残念なことだ」としながらも「今は回復に専念し、できるだけ早く、可能な限り安全な形でツアーに復帰したいと思う」とコメントを残している。
一方で「ロイター通信」によると、メドベージェフは新型コロナ陽性が判明する数時間前に、ラファエル・ナダル(スペイン)と練習を行なったという。SNS上では2人が拳を突き合わせて挨拶を交わしている写真も出回っており、ナダルが濃厚接触者に含まれる可能性は極めて高い。
ナダルの広報担当者を務めるベニート・ペレス・バルバディロ氏は「彼の体調は全く問題ないし、我々が理解しているように、コロナのウイルスは3~4日前には現れない」としている。実際にナダルと彼のチームのメンバーは12日のPCR検査で陰性だったようだが、モンテカルロ大会の主催側が濃厚接触者への対応を明らかにしていないため、ナダルが予定通り試合に出場できるのか現時点(4/13の試合終了時)では不透明だ。
クレーコートを苦手としながらも、2019年のモンテカルロ大会ではベスト4へ進出したメドベージェフ。良いイメージを持っていただけに、今回は何とも残念な結末となってしまったが、まずは早急に回復へ努めてもらいたいところだ。
なお、急遽欠場となったメドベージェフに代わり、世界94位のホアン・イグナシオ・ロンデロ(アルゼンチン)が、『ラッキールーザー』としてフィリップ・クライノビッチ(セルビア)との2回戦に臨む予定だ。
文●中村光佑
【連続写真】相手の攻撃を無力化するD・メドベージェフの守備的バックハンド