2010年の全仏オープンを制し、８度のシングルスタイトルを獲得した元世界ランク４位のフランチェスカ・スキアボーネ（イタリア）。2018年に「テニスコートでの夢はすべて終えた」として現役引退を決断したが、2019年12月にはガンに侵されて闘病、そして克服したことを公表していた。

　そんな彼女がコーチとして女子テニス界に舞い戻ってくる。タッグを組むのは世界ランク21位のペトラ・マルティッチ（クロアチア）で、30歳の彼女と40歳のスキアボーネはツアーで対戦した経験もある。

　コーチング自体はこれが初めてではなく、2019年には元世界１位のキャロライン・ウォズニアッキ（デンマーク）のコーチに就いたスキアボーネだが、就任直後にガンと診断されて闘病生活に移っていた。
  　この件に関して、両者からはまだ公式なコメントは発表されていないが、イタリアの複数メディアが情報は確かなものだと報じている。

　イタリアの新聞『コリエレ・デラ・セラ』によると、スキアボーネはWTA1000カテゴリーのマドリード・オープンとイタリア国際、そしてグランドスラムの全仏オープンでマルティッチに帯同することが決まっているようだが、この関係がクレーシーズンのみのものなのか、それともより長期間に渡るものなのかは明らかになっていない。

構成●スマッシュ編集部

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