男子テニスツアー「モンテカルロ・オープン」(4月11日~18日/モナコ・モンテカルロ/ATP1000/クレー)は、最終日の現地18日にシングルス決勝戦を実施。第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が第6シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を6-3、6-3のストレートで下し、自身初のATPマスターズ1000タイトルを獲得した。
シーズン開幕から非常に好調で、今大会でも準々決勝でクレーの絶対王者ことラファエル・ナダル(スペイン)を下すなど破竹の勢いを見せるルブレフに対し、チチパスは序盤から完璧なプレーで圧倒。特にファーストサービスでは80%と高い確率でポイントを奪い、1時間11分で勝利を決めた。
ATP公式サイトによると、チチパスは試合後のインタビューで「信じられないような1週間だった」とコメント。3月のロッテルダム大会準決勝ではルブレフに敗れていたが、「あの試合はとても緊張感があった」と振り返りつつ、今大会での再戦について「決勝戦ということもあり非常に難しいものだった。今日の自分の振る舞いやコート上でのプレーを誇りに思うよ」と語った。
さらに、初のATPマスターズ1000タイトル獲得について聞かれると、「マスターズで初めて優勝できたことは最高だし、ホームであるモンテカルロ(チチパスはモンテカルロ在住)で、しかも自分の好きなクレーコートということも特別だ」と喜びを語っている。
一方で、敗れたルブレフは「決勝では自分の持ち味を発揮できなかった」と敗因を明かす。それでも、ナダルを筆頭としたクレー巧者たちを下して勝ち上がった今大会について「優勝はできなかったけど、多くの素晴らしい選手に勝てたので満足している。歴史上最高の選手のひとりに勝ったのだから、特別な1週間だよ」とコメントした。
23歳のルブレフと22歳のチチパスは、まだキャリアの初期段階にありながらこれがツアーで7度目の対戦。ジュニアレベルでも過去に何度も対戦している。もしかすると、これが今後の壮大なライバル関係の始まりなのかもしれない。これからのツアーを担っていくであろうふたりの活躍に注目だ。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】チチパスのサービスからドライブボレー2018年、ハイスピードカメラによる『30コマの超分解写真』
シーズン開幕から非常に好調で、今大会でも準々決勝でクレーの絶対王者ことラファエル・ナダル(スペイン)を下すなど破竹の勢いを見せるルブレフに対し、チチパスは序盤から完璧なプレーで圧倒。特にファーストサービスでは80%と高い確率でポイントを奪い、1時間11分で勝利を決めた。
ATP公式サイトによると、チチパスは試合後のインタビューで「信じられないような1週間だった」とコメント。3月のロッテルダム大会準決勝ではルブレフに敗れていたが、「あの試合はとても緊張感があった」と振り返りつつ、今大会での再戦について「決勝戦ということもあり非常に難しいものだった。今日の自分の振る舞いやコート上でのプレーを誇りに思うよ」と語った。
さらに、初のATPマスターズ1000タイトル獲得について聞かれると、「マスターズで初めて優勝できたことは最高だし、ホームであるモンテカルロ(チチパスはモンテカルロ在住)で、しかも自分の好きなクレーコートということも特別だ」と喜びを語っている。
一方で、敗れたルブレフは「決勝では自分の持ち味を発揮できなかった」と敗因を明かす。それでも、ナダルを筆頭としたクレー巧者たちを下して勝ち上がった今大会について「優勝はできなかったけど、多くの素晴らしい選手に勝てたので満足している。歴史上最高の選手のひとりに勝ったのだから、特別な1週間だよ」とコメントした。
23歳のルブレフと22歳のチチパスは、まだキャリアの初期段階にありながらこれがツアーで7度目の対戦。ジュニアレベルでも過去に何度も対戦している。もしかすると、これが今後の壮大なライバル関係の始まりなのかもしれない。これからのツアーを担っていくであろうふたりの活躍に注目だ。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】チチパスのサービスからドライブボレー2018年、ハイスピードカメラによる『30コマの超分解写真』