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海外テニス

ウインブルドン選手権が2022年大会以降に伝統の“ミドルサンデー”を廃止へ! そのメリットは?<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.04.29

長年続いてきた伝統の制度がついに廃止となる。(C)Getty Images

長年続いてきた伝統の制度がついに廃止となる。(C)Getty Images

 現地時間4月27日、ウインブルドン選手権を主催するオール・イングランド・ローン・テニス・クラブ(以下:AELTC)は公式サイトで、センターコート設立100周年を迎える2022年大会以降は、芝の休養日である「ミドルサンデー」を廃止するとした。

 ミドルサンデーとは、ウインブルドン選手権のみ実施されている伝統の制度。2週間の大会期間のうち中間に位置する最初の日曜日に、コートの環境保全のため試合を行なわず、芝のメンテナンスを行なうというものだ。

 これまでは降雨による試合スケジュールの変更が多発しない限りは、原則としてこの制度は守られてきた。しかし、AELTCはミドルサンデーを廃止を決めた。公式サイトによれば、より多くのファンに大会を楽しんでもらうため、他のグランドスラムと同様に4回戦を2日に分けるスケジューリング、さらに選手の負担を緩和など、複数のメリットがあるとしている。
 
 ただ、その場合に懸念されるのは2週目以降の芝の状態だ。これについてAELTCのイアン・ヒューイット会長は、「過去5年ほどの間に芝コートのメンテナンス技術が改善された。その他の対策のおかげで、コートを丸一日休ませずに手入れできるようになった」と説明している。

 なお、ミドルサンデーが見納めとなる2021年大会は、6月11日から開幕する予定だ。

構成●スマッシュ編集部

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