男子テニス界の大スター、ロジャー・フェデラー(スイス/世界8位)のコーチを務めるイワン・リュビチッチ氏が、イタリアのスポーツ紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じ、フェデラーの現在のコンディションについて語った。
今年3月のカタール・オープンで右ヒザのケガから14か月ぶりにツアー復帰を果たしたフェデラー。ニコロズ・バシラシビリ(ジョージア)との準々決勝ではマッチポイントを握りながら敗れたものの、1年以上にわたるブランクを感じさせないパフォーマンスで完全復活を印象付けていた。
だが、その後は「トレーニングに集中する」ことを理由に再び戦列を離れ、4月から始まった欧州クレーコートシリーズでも依然として大会には出場していなかった。
そんな中、今週初めには長年コーチとしてフェデラーに帯同してきたセベリン・ルティ氏が、スイスの放送局『SRF』のインタビューで「彼はまだフィジカルの面で遅れを取っている」と発言。テニスファンの間でもフェデラーのツアー復帰に対する懸念の声が広がっていた。
これに対してリュビチッチ氏は「確かにロジャーは完全に準備が整ってからプレーして、リズムに乗る必要がある」とルティ氏の意見に理解を示しながらも、「今は非常によく練習していて、再びコートに戻るための準備を徹底的に行なっている。ロジャーが感じていることはとてもポジティブなもので、我々もカタール・オープンでの彼のプレーを見て、彼自身の希望もチーム全体の希望も高まったと思う」とコメントした。
続けて「私たちは、ロジャーが間もなくメジャータイトルを獲得すること、そして彼がまた高いレベルでツアーに戻ってくることを確信している。私は、彼が本来持っている力を取り戻した時に、すぐにでもグランドスラムを優勝するチャンスがあると信じている」と前向きに語っており、フェデラーに大きな期待を寄せているようだ。
今年は約2年ぶりにクレーコートでプレーすることを決意したフェデラー。すでに母国で開催される『ジュネーブ・オープン』(5月16~22日/スイス・ジュネーブ/ATP250)と『全仏オープン』(5月30日~6月13日/フランス・パリ/グランドスラム)への参戦を表明している。まずはしっかりと調整をして、ジュネーブの舞台で元気な姿を見せてもらいたいところだ。
文●中村光佑
【PHOTO】絶大な人気を誇るフェデラーが躍動した「ウインブルドン2019」厳選写真!
今年3月のカタール・オープンで右ヒザのケガから14か月ぶりにツアー復帰を果たしたフェデラー。ニコロズ・バシラシビリ(ジョージア)との準々決勝ではマッチポイントを握りながら敗れたものの、1年以上にわたるブランクを感じさせないパフォーマンスで完全復活を印象付けていた。
だが、その後は「トレーニングに集中する」ことを理由に再び戦列を離れ、4月から始まった欧州クレーコートシリーズでも依然として大会には出場していなかった。
そんな中、今週初めには長年コーチとしてフェデラーに帯同してきたセベリン・ルティ氏が、スイスの放送局『SRF』のインタビューで「彼はまだフィジカルの面で遅れを取っている」と発言。テニスファンの間でもフェデラーのツアー復帰に対する懸念の声が広がっていた。
これに対してリュビチッチ氏は「確かにロジャーは完全に準備が整ってからプレーして、リズムに乗る必要がある」とルティ氏の意見に理解を示しながらも、「今は非常によく練習していて、再びコートに戻るための準備を徹底的に行なっている。ロジャーが感じていることはとてもポジティブなもので、我々もカタール・オープンでの彼のプレーを見て、彼自身の希望もチーム全体の希望も高まったと思う」とコメントした。
続けて「私たちは、ロジャーが間もなくメジャータイトルを獲得すること、そして彼がまた高いレベルでツアーに戻ってくることを確信している。私は、彼が本来持っている力を取り戻した時に、すぐにでもグランドスラムを優勝するチャンスがあると信じている」と前向きに語っており、フェデラーに大きな期待を寄せているようだ。
今年は約2年ぶりにクレーコートでプレーすることを決意したフェデラー。すでに母国で開催される『ジュネーブ・オープン』(5月16~22日/スイス・ジュネーブ/ATP250)と『全仏オープン』(5月30日~6月13日/フランス・パリ/グランドスラム)への参戦を表明している。まずはしっかりと調整をして、ジュネーブの舞台で元気な姿を見せてもらいたいところだ。
文●中村光佑
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