専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外テニス

大坂なおみ、土居との日本人対決制しマドリードOP2回戦進出。今季クレー初戦に序盤手こずるも鋭いショット光る<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.04.30

苦手とするクレーでも、力強いショットで要所を制した大坂。(C)Getty Images

苦手とするクレーでも、力強いショットで要所を制した大坂。(C)Getty Images

 女子テニスツアー『マドリード・オープン』(4月29日~5月8日/スペイン・マドリード/クレー/WTA1000)では、現地30日に女子シングルス1回戦を実施。第2シードで世界ランク2位の大坂なおみが、同79位の土居美咲との日本人対決を7-5、6-2で制して2回戦進出を決めた。

 試合前の練習では「かなり良いボールが打てている」と話していた大坂だが、やはり苦手とするクレーコートでのシーズン初戦ということもあって、序盤は少々ペースをつかめなかったようだ。早いタイミングでボールを捉えて返球する土居のラリー展開に追いつけず、第2ゲームをブレークされてしまった。

 それでも、続く第3ゲーム以降はフォアのアングルショットや、バックのダウンザラインなど、大坂らしい鋭いショットが刺さり始めて2ブレークに成功。粘りを見せる土居に一旦は追いつかれてしまったが、第11ゲームを6度のデュースの末にブレークし、そのまま7-5で第1セットを先取した。
 
 第2セットでも、立ち上がりから攻撃的なテニスを見せる大坂が、第1、第7ゲームでブレーク成功。土居のラリーの展開力を、力強いショットでねじ伏せるようにして優位を譲らず、1時間27分で勝利を決めた。
 
 クレーコートは本来球足が遅く、パワーショットを武器とする大坂には不利になりがちなサーフェスだが、今大会の会場は海抜600メートル以上の高所にあり、クレーコートの中でも比較的球足が速いとされている。これが大坂の追い風となったのか、この試合ではウィナーの本数が土居の18本に対して大坂は26本と攻めのプレーが光っていた。

 勝利した大坂は、2回戦で世界ランク20位のカロリーナ・ムチョバ(チェコ)と対戦する。両者の対戦は昨年のウェスタン&サザン・オープン以来2度目のことで、その時は大坂がフルセットで勝利している。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】大坂、土居、日比野など世界で戦う日本人女子テニスプレーヤーたち!

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号