女子テニスツアー『マドリード・オープン』(4月29日~5月8日/スペイン・マドリード/クレー/WTA1000)では、現地30日に女子シングルス1回戦を実施。第2シードで世界ランク2位の大坂なおみが、同79位の土居美咲との日本人対決を7-5、6-2で制して2回戦進出を決めた。
試合前の練習では「かなり良いボールが打てている」と話していた大坂だが、やはり苦手とするクレーコートでのシーズン初戦ということもあって、序盤は少々ペースをつかめなかったようだ。早いタイミングでボールを捉えて返球する土居のラリー展開に追いつけず、第2ゲームをブレークされてしまった。
それでも、続く第3ゲーム以降はフォアのアングルショットや、バックのダウンザラインなど、大坂らしい鋭いショットが刺さり始めて2ブレークに成功。粘りを見せる土居に一旦は追いつかれてしまったが、第11ゲームを6度のデュースの末にブレークし、そのまま7-5で第1セットを先取した。
第2セットでも、立ち上がりから攻撃的なテニスを見せる大坂が、第1、第7ゲームでブレーク成功。土居のラリーの展開力を、力強いショットでねじ伏せるようにして優位を譲らず、1時間27分で勝利を決めた。
クレーコートは本来球足が遅く、パワーショットを武器とする大坂には不利になりがちなサーフェスだが、今大会の会場は海抜600メートル以上の高所にあり、クレーコートの中でも比較的球足が速いとされている。これが大坂の追い風となったのか、この試合ではウィナーの本数が土居の18本に対して大坂は26本と攻めのプレーが光っていた。
勝利した大坂は、2回戦で世界ランク20位のカロリーナ・ムチョバ(チェコ)と対戦する。両者の対戦は昨年のウェスタン&サザン・オープン以来2度目のことで、その時は大坂がフルセットで勝利している。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】大坂、土居、日比野など世界で戦う日本人女子テニスプレーヤーたち!
試合前の練習では「かなり良いボールが打てている」と話していた大坂だが、やはり苦手とするクレーコートでのシーズン初戦ということもあって、序盤は少々ペースをつかめなかったようだ。早いタイミングでボールを捉えて返球する土居のラリー展開に追いつけず、第2ゲームをブレークされてしまった。
それでも、続く第3ゲーム以降はフォアのアングルショットや、バックのダウンザラインなど、大坂らしい鋭いショットが刺さり始めて2ブレークに成功。粘りを見せる土居に一旦は追いつかれてしまったが、第11ゲームを6度のデュースの末にブレークし、そのまま7-5で第1セットを先取した。
第2セットでも、立ち上がりから攻撃的なテニスを見せる大坂が、第1、第7ゲームでブレーク成功。土居のラリーの展開力を、力強いショットでねじ伏せるようにして優位を譲らず、1時間27分で勝利を決めた。
クレーコートは本来球足が遅く、パワーショットを武器とする大坂には不利になりがちなサーフェスだが、今大会の会場は海抜600メートル以上の高所にあり、クレーコートの中でも比較的球足が速いとされている。これが大坂の追い風となったのか、この試合ではウィナーの本数が土居の18本に対して大坂は26本と攻めのプレーが光っていた。
勝利した大坂は、2回戦で世界ランク20位のカロリーナ・ムチョバ(チェコ)と対戦する。両者の対戦は昨年のウェスタン&サザン・オープン以来2度目のことで、その時は大坂がフルセットで勝利している。
構成●スマッシュ編集部
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