女子テニスツアー『マドリード・オープン』(4月29日~5月8日/スペイン・マドリード/クレー/WTA1000)では、現地5月2日に女子シングルス2回戦を実施。第2シードで世界ランク2位の大坂なおみが、センターコートの第1試合に登場し、同20位のカロリーナ・ムチョバ(チェコ)に4-6、6-3、1-6のフルセットで敗れた。
大坂は、昨年のウェスタン&サザン・オープンでムチョバにフルセットで勝利しているが、クレーコートでの対戦は初めて。ムチョバのスライスやドロップショットにどう対応していくのかが注目された。
今季のファーストサービスのポイント獲得率でツアーをリードする大坂。第1ゲームではサービスが冴えていたものの、第3ゲームでは確率が落ち、ムチョバの鋭いリターンも決まってブレークを許してしまう。
すぐ次のゲームでブレークバックのチャンスをつかむが、ネットプレーを取り入れたムチョバにしのがれる。第10ゲームでは相手が好プレーを連発し、大坂はそのまま4-6で第1セットを失った。
第2セットも大坂は攻撃を続けるも、ムチョバは簡単にラリーを終わらせてくれない。スライスでしのいで我慢して自分の方にポイントを引き寄せる。攻撃力もあり、スピンをかけた角度の付いたショットで相手を動かし、ネットでポイントを締める。クレーでのプレーにマッチしているのは、確実にムチョバの方だろう。
第1セットと同様に、大坂は3ゲーム目で先にブレークされる。しかし、パワフルなショットを連発してこの試合で初めてブレークに成功し、3-3のタイに戻す。攻撃姿勢を貫いてもう1度ブレークして6-3でファイナルセットに持ち込んだ。
試合は大坂の攻撃力と、ムチョバの安定感とバリエーションの戦いとなる。大坂は再び先にブレークされ0-3となる。リターンは合い始めてきていたが、重要なポイントでうまく決まらずブレークバックのチャンスを逃し、2回戦で姿を消すことになった。
勝利したムチョバは、3回戦で第16シードの世界19位のマリア・サッカリ(ギリシャ)と世界29位のアネット・コンタベイト(エストニア)の勝者と対戦する。大坂のハードコートでの強さは今年の全豪オープン優勝でも実証済み。これからはクレーコートで、どのように成長していくのかを見ていこう。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】大坂なおみの全豪オープン2021優勝の厳選写真をお届け!
大坂は、昨年のウェスタン&サザン・オープンでムチョバにフルセットで勝利しているが、クレーコートでの対戦は初めて。ムチョバのスライスやドロップショットにどう対応していくのかが注目された。
今季のファーストサービスのポイント獲得率でツアーをリードする大坂。第1ゲームではサービスが冴えていたものの、第3ゲームでは確率が落ち、ムチョバの鋭いリターンも決まってブレークを許してしまう。
すぐ次のゲームでブレークバックのチャンスをつかむが、ネットプレーを取り入れたムチョバにしのがれる。第10ゲームでは相手が好プレーを連発し、大坂はそのまま4-6で第1セットを失った。
第2セットも大坂は攻撃を続けるも、ムチョバは簡単にラリーを終わらせてくれない。スライスでしのいで我慢して自分の方にポイントを引き寄せる。攻撃力もあり、スピンをかけた角度の付いたショットで相手を動かし、ネットでポイントを締める。クレーでのプレーにマッチしているのは、確実にムチョバの方だろう。
第1セットと同様に、大坂は3ゲーム目で先にブレークされる。しかし、パワフルなショットを連発してこの試合で初めてブレークに成功し、3-3のタイに戻す。攻撃姿勢を貫いてもう1度ブレークして6-3でファイナルセットに持ち込んだ。
試合は大坂の攻撃力と、ムチョバの安定感とバリエーションの戦いとなる。大坂は再び先にブレークされ0-3となる。リターンは合い始めてきていたが、重要なポイントでうまく決まらずブレークバックのチャンスを逃し、2回戦で姿を消すことになった。
勝利したムチョバは、3回戦で第16シードの世界19位のマリア・サッカリ(ギリシャ)と世界29位のアネット・コンタベイト(エストニア)の勝者と対戦する。大坂のハードコートでの強さは今年の全豪オープン優勝でも実証済み。これからはクレーコートで、どのように成長していくのかを見ていこう。
構成●スマッシュ編集部
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