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「この高地で当たりたくはなかった」調子を上げる錦織圭がマドリードOP次戦の相手を警戒!「ボールの処理に早く慣れたい」<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.05.04

中盤以降ラリー戦のほとんどを制していた錦織。(C)Getty Images

 男子テニスツアー『マドリード・オープン』(5月2日~5月9日/スペイン・マドリード/クレー/ATP1000)の男子シングルス1回戦で、世界ランク23位のカレン・ハチャノフ(ロシア)を逆転の末に下した同43位の錦織圭が、試合後のインタビューに応じ、自身のプレーを振り返っている。

 まず、試合の序盤にペースをつかめなかったことについては「ディフェンシブになって自分からあまり打てなかった」と明かした錦織。ボールの感覚があまり良くなかったようだが、第2セット以降はラケットを「振り切って」プレーすることを意識し、挽回につなげたという。

 その後は、得意とするバックハンドのダウン・ザ・ラインが光るシーンが目立ったが、これについては「今日の相手(ハチャノフ)に対しては、重要なショットだと思っていました。中盤くらいからビックリするくらい感覚が良かった」と自画自賛。「ちょっと使うのが遅かったかも…」と反省点もあるようだが、「良いショットメイクができたかなと思います」とポジティブに振り返っている。
 
 ただし、ファーストサービスの確率があまり良くなかったサービスゲームについては「ずっとダメでした。一番の反省点だったなと思います」と明かした。これは次戦に向けて修正していくという。

 2回戦で対戦するのは、第5シードで世界ランク6位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)。過去1勝2敗の相手だが、錦織は「ビッグサーバーとこの高地(マドリードOP会場は海抜600メートル超)で当たりたくはなかったです」と、球足の速い環境で198cmの長身から繰り出されるビッグサービスを警戒。「ボールの処理に早く慣れて、うまく対処できればと思います」と意気込みを語った。

構成●スマッシュ編集部

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