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海外テニス

「苦手意識を克服できれば…」大坂なおみ、苦手なクレーにもポジティブな姿勢「全ての試合を学びの場に」<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.05.11

イタリア国際の初戦に臨む大坂が想いを語った。(C)Getty Images

イタリア国際の初戦に臨む大坂が想いを語った。(C)Getty Images

 女子テニスツアー「イタリア国際」(5月10日~16日/イタリア:ローマ/クレーコート/WTA1000)に出場する世界ランク2位の大坂なおみが、初戦を前にしてクレーコートでのプレーについての考えを述べた。

 4つのグランドスラムタイトルを持つ大坂だが、それらはすべてハードコートでのもので、クレーコートの全仏オープンではいまだ3回戦進出(2016年、18年、19年)が最高成績だ。前週のマドリード・オープンでも、2回戦でカロリーナ・ムチョバ(チェコ)に敗れている。

 海外メディア『ユーロスポーツ』によると、イタリア国際で第2シードの大坂は初戦である2回戦を前にして、クレーコートでのプレーに「フラストレーションを感じる」と認め、この精神的な負担を取り除かなければ満足のいくようなプレーはできないと明かした。

「クレーでの練習を始めたばかりの頃は、フィジカル面での大変さもあったけれど、これにはすぐ順応できました。ただポイントの取り方が違うことや、(イレギュラー)バウンドの問題があることなどでフラストレーションを感じ、精神的にはかなり大変です」
 
 ただし「これらのメンタルブロック(苦手意識)を克服できれば、もっとミスに対応することができる」として、「今はすべてが学びのプロセスと思って、自分に厳しくなり過ぎないようにしています」と、ポジティブな姿勢でクレーでのプレーに向き合っていることを明かした。

 全仏オープンへ向けてのクレーコート大会は、今回のイタリア国際を含めて残り3大会。できることなら各大会で勝ち進み、実戦経験を積んでおきたいところだが、大坂自身は勝ち星に執着してはいない。

「クレーであまり勝てないことに不満はなく、全ての試合を学びの場として活用しています。変な言い方ですが、勝てないことを喜んでいるような気もします」と、敗戦も自身の成長につなげていることを明かしている。

 大会第2シードの大坂は、初戦となる2回戦でジェシカ・ペグラ(アメリカ)と対戦する予定だ。

構成●スマッシュ編集部

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