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海外テニス

大坂なおみ、世界31位のペグラにストレートで敗退。ミス連発でリズムつかめずラケット破壊<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.05.12

苦手とするクレーで思うようなプレーができなかった。(C)Getty Images

苦手とするクレーで思うようなプレーができなかった。(C)Getty Images

 女子テニスツアー「イタリア国際」(5月10日~16日/イタリア・ローマ/クレー/WTA1000)では現地12日に女子シングルス2回戦を実施。第2シードで世界ランク2位の大坂なおみは、同31位のジェシカ・ペグラ(アメリカ)に6-7(2)、2-6で敗れた。

 両者の顔合わせは今回が2度目のことで、初対戦は2019年のチャイナ・オープン。ハードコートでの試合だったが、この時は大坂がストレートで勝利している。

 第1セットは、立ち上がりから強烈なストロークでラリーを優位に進める大坂が、早速ブレークに成功して3-0とリード。しかし、第5ゲームで迎えたブレークピンチでダブルフォールトを犯し、イーブンに戻されてしまった。

 以降はペグラの安定感のあるストロークに攻め手を欠き、そのままタイブレークへ突入。するとここから、大坂がミスを連発するようになる。ミニブレークを先に奪われ、フラストレーションをためた様子の彼女は、2-5とリードされた時点でラケットを地面に叩きつけて破壊。その後はポイントを奪えずに第1セットを落としてしまった。
 
 第2セットでも流れは変わらず、大坂らしい強烈なウィナーはほとんど見られなくなり、逆に要所で簡単なミスを犯して第4ゲームで先にブレークを奪われる。

 その後一旦は追いついたが、第6ゲームのブレークピンチで、ネット際に高く跳ね上がったチャンスボールを打ち損じるまさかのスマッシュミス。再びリードを許した大坂は意気消沈した様子で第8ゲームでもブレークを奪われてしまい、1時間27分で敗退となった。

 敗れた大坂だが、試合前の会見では苦手なクレーコートでの試合について「全て学びの場に活用して、勝てないことも喜んでいる」と明かしていた。今回の敗退も次戦への糧として、全仏オープンという大一番に向けてさらなる成長を遂げてほしい。

構成●スマッシュ編集部

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