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BNPパリバOPが10月に開催決定。2019年以来の実施に大会ディレクター「選手、ファン、関係者の安全を確保する」<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.05.21

2019年以来の開催にこぎつけたBNPパリバ・オープンのセンターコート。(C)Getty Images

 新型コロナウイルスの感染拡大により、昨年に続き今年も中止に追い込まれていた「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ハード/ATP1000、WTA1000)が、シーズン後半の10月に延期して開催されることが決まった。

 例年3月にスケジュールされている同大会だが、昨年は完全に中止となっており、2019年を最後に開催されていない。

 トーナメントディレクターのトミー・ハース氏は、プレスリリースで「10月にBNPパリバ・オープンを開催する機会を得られたことを非常にうれしく思います」と大会開催の喜びを語り、男女の両ツアーで実施される感染防止プロトコルを遵守して「選手、ファン、関係者の安全を確保する」としている。
 
 一方で、ATP(男子プロテニス協会)会長のアンドレア・ガウデンツィ氏も、同大会の復活について「テニスにとって素晴らしいこと」とコメント。ただし、ツアー後半へのリスケジュールについては難しさもあるようで「カレンダーは非常に複雑で、スポーツ全体の利益のためにこれらの変更に対応しようとしている」と述べた。

 例年の10月は、日本での「楽天ジャパン・オープン」を含むアジアツアーや、ヨーロッパでのインドアトーナメントが開催されている。延期が決まったBNPパリバ・オープンを含めて、これらの大会がどのようなスケジュールで開催されるのかはまだ発表されていない。

構成●スマッシュ編集部

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