女子テニス世界ランク８位のセレナ・ウィリアムズ（アメリカ）は、男子テニス界で度々議論される『GOAT（Greatest of All Time／史上最高の選手）論争』について、元世界ランク１位のロジャー・フェデラー（スイス）を支持していることを明かした。

　海外メディア『UBITENNIS』によると、「エミリア・ロマーニャ・オープン」（５月16日～22日／イタリア・パルマ／クレー／WTA250）への出場を控えるセレナは、同大会の会見でフェデラーを「最も偉大なプレーヤー」と称賛しているという。

「彼は偉大さと気品、そして素晴らしさの象徴であり、テニスを大きく変えたわ。彼のようにプレーする選手も、彼のように動く選手も、彼のようなテクニックを持つ選手も他にはいない。まさに“天才”よ」
  　このようにフェデラーを絶賛するセレナだが、自身もこれまで単複通算でツアー96勝を誇り、そこにはグランドスラムタイトルも多数含んでいる。また世界１位在位記録319週はWTA史上３番目に長い記録だ。しかし、そんな彼女でもフェデラーの“スーパーファン”を自称し、「彼のようにプレーできればいいのに…」と羨望の眼差しを向けているようだ。

　今週の「ジュネーブ・オープン」（５月16～22日／スイス・ジュネーブ／ATP250／クレー）で約２か月ぶりにツアー復帰を果たしたフェデラー。世界ランク75位のパブロ・アンドゥハル（スペイン）との初戦にフルセットで敗れてしまったが、変わらぬ華麗なプレーを見せて観客を魅了した。

　今年で40歳と、そもそもツアーのトップレベルで戦えることすら奇跡と言える年齢だが、世界中に数多くいる彼の“スーパーファン”たちは、まだまだフェデラー劇場を楽しみたいと思っているはずだ。可能な限り長く、彼のキャリアが続くことを願わずにはいられない。

構成●スマッシュ編集部

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