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海外テニス

全仏オープン男子の戦前オッズを大手ブックメーカー各社が発表!フェデラーはカラチェフ、メドベージェフらより低評価に<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.05.25

フェデラーの全仏出場は2019年大会以来。この時は準決勝でナダルに敗れた。(C)Getty Images

フェデラーの全仏出場は2019年大会以来。この時は準決勝でナダルに敗れた。(C)Getty Images

 開催が迫る全仏オープンを前に、大手ブックメーカー各社が男子シングルス優勝者のオッズを公表した。

 海外テニスジャーナリストのホセ・モルガド氏が、自身の公式ツイッターでこれをまとめたところによると、優勝候補筆頭はやはりラファエル・ナダル(スペイン)だ。

 これまでの同大会で100勝2敗と圧巻の戦績を残し、史上最多となる13度の優勝経験を持つナダルは、今季のクレーコート大会でバルセロナ、ローマとすでに2大会で優勝している。モンテカルロとマドリードでは若手の勢いに押されて苦杯を喫したが、それでもクレーキングの評価は揺るがないようだ。

 その後に続くのは2016年大会の王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、モンテカルロ・マスターズを含むクレー2大会を制したステファノス・チチパス(ギリシャ)、18年大会、19年大会と2年連続で決勝に進出したドミニク・ティーム(オーストリア)となっている。

 ティームについては、本来であればもう少し上の順位にいるべきだが、今季のクレーコートでの不調が影響しているとみられる。
 
 さらに注目すべきが、09年大会王者であるロジャー・フェデラー(スイス)の順位だろう。39歳と選手としては非常に高齢なフェデラーだが、さらにここ最近は、右ヒザの手術などでまとまった試合数をこなせておらず、本調子とはかけ離れた状態だ。

 このことから、全仏オープン本戦で過去1度も勝利を上げたことのないアスラン・カラチェフ(ロシア)やダニール・メドベージェフ(ロシア)らよりも低い順位となっている。

 フェデラー自身、最近のインタビューで「目標はグラスコートシーズンで、ローラン・ギャロス(=全仏オープン)ではない」、「全仏オープンで勝てないことはわかっている」といった発言をしていたことも大きく影響しているだろう。

 また一方で、今最も勢いに乗っていると言える新鋭ヤニック・シナー(イタリア)や、今季のクレー大会でツアー優勝を含む好調な成績を残しているキャスパー・ルード(ノルウェー)などの若手勢が、上位にランクインするなど興味深い結果となっている。

 全仏オープン本戦は5月30日に開幕する。今回上位にランクインした各選手の活躍にも注目したい。

構成●スマッシュ編集部

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