開催が迫る全仏オープンを前に、大手ブックメーカー各社が男子シングルス優勝者のオッズを公表した。
海外テニスジャーナリストのホセ・モルガド氏が、自身の公式ツイッターでこれをまとめたところによると、優勝候補筆頭はやはりラファエル・ナダル(スペイン)だ。
これまでの同大会で100勝2敗と圧巻の戦績を残し、史上最多となる13度の優勝経験を持つナダルは、今季のクレーコート大会でバルセロナ、ローマとすでに2大会で優勝している。モンテカルロとマドリードでは若手の勢いに押されて苦杯を喫したが、それでもクレーキングの評価は揺るがないようだ。
その後に続くのは2016年大会の王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、モンテカルロ・マスターズを含むクレー2大会を制したステファノス・チチパス(ギリシャ)、18年大会、19年大会と2年連続で決勝に進出したドミニク・ティーム(オーストリア)となっている。
ティームについては、本来であればもう少し上の順位にいるべきだが、今季のクレーコートでの不調が影響しているとみられる。
さらに注目すべきが、09年大会王者であるロジャー・フェデラー(スイス)の順位だろう。39歳と選手としては非常に高齢なフェデラーだが、さらにここ最近は、右ヒザの手術などでまとまった試合数をこなせておらず、本調子とはかけ離れた状態だ。
このことから、全仏オープン本戦で過去1度も勝利を上げたことのないアスラン・カラチェフ(ロシア)やダニール・メドベージェフ(ロシア)らよりも低い順位となっている。
フェデラー自身、最近のインタビューで「目標はグラスコートシーズンで、ローラン・ギャロス(=全仏オープン)ではない」、「全仏オープンで勝てないことはわかっている」といった発言をしていたことも大きく影響しているだろう。
また一方で、今最も勢いに乗っていると言える新鋭ヤニック・シナー(イタリア)や、今季のクレー大会でツアー優勝を含む好調な成績を残しているキャスパー・ルード(ノルウェー)などの若手勢が、上位にランクインするなど興味深い結果となっている。
全仏オープン本戦は5月30日に開幕する。今回上位にランクインした各選手の活躍にも注目したい。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】全仏オープン2020で活躍した男子選手たちの厳選PHOTOを一挙公開!
海外テニスジャーナリストのホセ・モルガド氏が、自身の公式ツイッターでこれをまとめたところによると、優勝候補筆頭はやはりラファエル・ナダル(スペイン)だ。
これまでの同大会で100勝2敗と圧巻の戦績を残し、史上最多となる13度の優勝経験を持つナダルは、今季のクレーコート大会でバルセロナ、ローマとすでに2大会で優勝している。モンテカルロとマドリードでは若手の勢いに押されて苦杯を喫したが、それでもクレーキングの評価は揺るがないようだ。
その後に続くのは2016年大会の王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、モンテカルロ・マスターズを含むクレー2大会を制したステファノス・チチパス(ギリシャ)、18年大会、19年大会と2年連続で決勝に進出したドミニク・ティーム(オーストリア)となっている。
ティームについては、本来であればもう少し上の順位にいるべきだが、今季のクレーコートでの不調が影響しているとみられる。
さらに注目すべきが、09年大会王者であるロジャー・フェデラー(スイス)の順位だろう。39歳と選手としては非常に高齢なフェデラーだが、さらにここ最近は、右ヒザの手術などでまとまった試合数をこなせておらず、本調子とはかけ離れた状態だ。
このことから、全仏オープン本戦で過去1度も勝利を上げたことのないアスラン・カラチェフ(ロシア)やダニール・メドベージェフ(ロシア)らよりも低い順位となっている。
フェデラー自身、最近のインタビューで「目標はグラスコートシーズンで、ローラン・ギャロス(=全仏オープン)ではない」、「全仏オープンで勝てないことはわかっている」といった発言をしていたことも大きく影響しているだろう。
また一方で、今最も勢いに乗っていると言える新鋭ヤニック・シナー(イタリア)や、今季のクレー大会でツアー優勝を含む好調な成績を残しているキャスパー・ルード(ノルウェー)などの若手勢が、上位にランクインするなど興味深い結果となっている。
全仏オープン本戦は5月30日に開幕する。今回上位にランクインした各選手の活躍にも注目したい。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】全仏オープン2020で活躍した男子選手たちの厳選PHOTOを一挙公開!