「全仏オープン」（５月30日～６月13日／フランス・パリ／グランドスラム／クレー）の会場であるスタッド・ローランギャロスに、同大会で史上最多13度の優勝を誇るラファエル・ナダル（スペイン）のステンレス像が設置された。

　全仏オープンの公式サイトによると、５月27日にお披露目されたこのステンレス像は、高さが３メートル、幅５メートルと大型のもので、ナダルがフォアハンドを打つ姿をモチーフとしている。

　同会場には、コート名の由来にもなっているスザンヌ・ランラン氏、フランステニスの四銃士であるジャン・ボロトラ氏、ジャック・ブルニョン氏、アンリ・コシェ氏、ルネ・ラコステ氏らの像も設置されているが、ナダルはこれら偉大な選手たちに加わる形となる。
  　全仏オープンの公式ツイッターでは、ナダル像の除幕式の様子を動画で公開。これにはナダルも出席し、ステンレス像を制作したスペインを代表する彫刻家の１人、ジョルディ・ディエス・フェルナンデス氏と言葉を交わすシーンも見られた。

　また、ナダルも自身の公式インスタグラムにて、笑顔でステンレス像と並ぶ２ショット写真を公開。「この除幕式は、私にとって非常に特別な日になりました」と喜びを綴った。

　優勝候補筆頭として今大会に望むナダルは、自身の最多優勝記録を更新する14度目のタイトル獲得と、こちらも最多記録となるグランドスラム21勝目を狙う。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】ナダルはじめ全仏オープン2020で活躍した男子選手たち