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海外テニス

大坂なおみ、SNSで“さよなら、せいせいする“。会見拒否で罰金約165万円、将来的な出場停止処分の通告後に<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.05.31

投稿の真意は不明だが、場合によっては今後の全仏オープンに出場しない可能性も…?(C)Getty Images

投稿の真意は不明だが、場合によっては今後の全仏オープンに出場しない可能性も…?(C)Getty Images

 5月30日に開幕した「全仏オープンテニス」(5月30日~6月13日/フランス:パリ/クレーコート/グランドスラム)で、試合後の記者会見を拒否することを表明していた大坂なおみ。宣言通り、女子シングルス1回戦に勝利した後の会見に参加せず、規定違反による15000ドル(約165万円)の罰金が科せられた。

 大坂は大会前に、自身のSNSに投稿した声明で、「人々がアスリートのメンタルヘルスについてあまり考えていないと感じていた」として、「特に負けた選手をあのような場で問い詰めるのは、落ち込んでいる人を蹴落とすようなもの」と、試合後の会見が選手の精神状態に悪影響を及ぼす可能性を指摘していた。

 彼女が会見に参加しなかったことに対し、全仏オープンの主催サイドは「行動規範に従って、彼女(大坂)に15000ドルの罰金を科しました」と発表。

 さらに四大大会(全豪・全仏・ウインブルドン・全米)共同の公式声明で、「今後も記者会見の拒否を継続する場合は全仏オープンの失格処分や、更なる多額の罰金、将来的なグランドスラムの出場停止など、より厳しい制裁を受けることになる」と通告した。
 
 大坂はこの声明の後、自身の公式ツイッターに「怒りは理解の欠如。変化は人を不快にさせる」と投稿。さらにインスタグラムのストーリー機能では、米国のラッパー『Juice Wrld』の作品のジャケット写真と楽曲を公開。そこには「Good bye&Good RIDDANCE」(さよなら、せいせいする)と記されていた。

 今回の大坂の行動には、メディアやテニスファンはもちろん、男子テニス世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)や、同3位のラファエル・ナダル(スペイン)ら多くの現役選手たちも反応。彼らのほとんどは、大坂に一定の理解を示しつつも、「記者会見には応じるべき」との見解を示している。

構成●スマッシュ編集部

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