男子テニスツアー「ノベンティ・オープン」(6月14日~20日/ドイツ:ハーレ/グラスコート/ATP500)は、現地6月20日に男子シングルス決勝が行なわれ、世界ランク31位のウゴ・アンベール(フランス)が同7位で第4シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を6-3、7-6(4)のストレートで下し、同大会初の優勝を果たした。
1回戦から4試合連続でフルセットの接戦を制し、決勝へと勝ち進んだ22歳のアンベール。対戦相手のルブレフは今季ここまで33勝9敗と好調を維持し続けているだけに、非常に厳しい戦いになると予想されていた。
だが、序盤から持ち味の強烈なサービスとストロークを軸に優位に進めたアンベールは、第1セットを幸先よく先取。第2セットではお互いにブレークを許さず、タイブレークへともつれ込んだが、4-4の場面からアンベールが3ポイントを連取し、自身ツアー3度目となるタイトルを手にした。
ノーシードからATP500のグレードでの初優勝を成し遂げたアンベールは試合後に行なわれたインタビューで「アンドレイ(ルブレフ)が非常に強いボールを打っていたので、ベースラインのラリーでは厳しい状況だったけど、常に攻撃的に、早くボールを捉えるようにした」と戦略を明かした。
また、「信じられないよ」と感慨深げに喜びを表現してもいる。
「僕のキャリアの中で最高の勝利だ。簡単なことではなかったので、とても誇りに思っている。少し疲れていたけど、1つ1つのポイントに集中し、できる限りのことをしたから、とてもうれしい」
最後には「体力的にもきつかったから、チャンスを逃さないようにした結果、勝つことができた」と勝因を語った。
一方、グラス(芝)コートでの初タイトル獲得を逃したルブレフは「彼のサーブはとてもよかった」と勝者のアンベールを称えた上で、「初めての芝の大会での決勝ということで、僕にとっては本当に素晴らしい1週間だった」と満足気に今大会を振り返った。
6月28日から開幕する「ウインブルドン」(イギリス:ロンドン/グラスコート/グランドスラム)へ向け、両者ともに大きく弾みをつける結果となったことだろう。なお、今回の優勝により、アンベールはランキングを6つ上げて自己最高位の25位へ浮上することが確定している。
文●中村光佑
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1回戦から4試合連続でフルセットの接戦を制し、決勝へと勝ち進んだ22歳のアンベール。対戦相手のルブレフは今季ここまで33勝9敗と好調を維持し続けているだけに、非常に厳しい戦いになると予想されていた。
だが、序盤から持ち味の強烈なサービスとストロークを軸に優位に進めたアンベールは、第1セットを幸先よく先取。第2セットではお互いにブレークを許さず、タイブレークへともつれ込んだが、4-4の場面からアンベールが3ポイントを連取し、自身ツアー3度目となるタイトルを手にした。
ノーシードからATP500のグレードでの初優勝を成し遂げたアンベールは試合後に行なわれたインタビューで「アンドレイ(ルブレフ)が非常に強いボールを打っていたので、ベースラインのラリーでは厳しい状況だったけど、常に攻撃的に、早くボールを捉えるようにした」と戦略を明かした。
また、「信じられないよ」と感慨深げに喜びを表現してもいる。
「僕のキャリアの中で最高の勝利だ。簡単なことではなかったので、とても誇りに思っている。少し疲れていたけど、1つ1つのポイントに集中し、できる限りのことをしたから、とてもうれしい」
最後には「体力的にもきつかったから、チャンスを逃さないようにした結果、勝つことができた」と勝因を語った。
一方、グラス(芝)コートでの初タイトル獲得を逃したルブレフは「彼のサーブはとてもよかった」と勝者のアンベールを称えた上で、「初めての芝の大会での決勝ということで、僕にとっては本当に素晴らしい1週間だった」と満足気に今大会を振り返った。
6月28日から開幕する「ウインブルドン」(イギリス:ロンドン/グラスコート/グランドスラム)へ向け、両者ともに大きく弾みをつける結果となったことだろう。なお、今回の優勝により、アンベールはランキングを6つ上げて自己最高位の25位へ浮上することが確定している。
文●中村光佑
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