現地時間6月17日、全米テニス協会が今年の「全米オープン」(8月30日~9月12日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート/グランドスラム)について、観客数の制限を設けない形で開催すると発表した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、無観客での開催を余儀なくされた昨年の全米オープン。だが、今年はついに選手たちがファンの大歓声を浴びながらプレーできることになりそうだ。現状では2021年大会の観戦チケットは、7月15日の正午(米国東部時間)に一般販売を開始している。
全米テニス協会のCEO(最高責任者)を務めるマイク・ダウズ氏は、100%の観客数で全米オープンを開催することについて「今年の全米で、素晴らしいファンの皆様をお迎えできることを大変うれしく思う」とコメント。
一方で「2020年に(全米を)開催できたことを誇りに思っていたものの、ファンの皆様が会場へ足を運べなかったことを残念に思っていた。コロナのパンデミックがもたらした課題は私たちにとって厳しいものだったが、私たちのスポーツ(テニス)はこれまでになく一致団結し、それぞれの課題に正面から取り組んできた」とも語り、有観客開催の実現に至るまでの道のりは決して平たんなものではなかったことを明かした。
最後にマイク氏は「今年の全米オープンは、ゲームとそれをプレーする人々、そしてそれを楽しむ人々を讃える、忘れられない祭典になることを約束する」と、健全な大会の運営へ自信をのぞかせた。
アメリカ国内では新型コロナウイルスのワクチン接種が急速に拡大し、すでに経済活動を再開する動きも本格化している。しかし、まだまだ予断を許さない状況が続いていることは間違いないだろう。それだけにしっかりと感染拡大対策を講じながら、全てのテニスファンが安心して観戦できるよう、全米オープンが開催されることを心から祈りたい。
文●中村光佑
【PHOTO】大坂なおみが2度の優勝を果たした2020全米オープンを厳選写真でプレイバック!
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、無観客での開催を余儀なくされた昨年の全米オープン。だが、今年はついに選手たちがファンの大歓声を浴びながらプレーできることになりそうだ。現状では2021年大会の観戦チケットは、7月15日の正午(米国東部時間)に一般販売を開始している。
全米テニス協会のCEO(最高責任者)を務めるマイク・ダウズ氏は、100%の観客数で全米オープンを開催することについて「今年の全米で、素晴らしいファンの皆様をお迎えできることを大変うれしく思う」とコメント。
一方で「2020年に(全米を)開催できたことを誇りに思っていたものの、ファンの皆様が会場へ足を運べなかったことを残念に思っていた。コロナのパンデミックがもたらした課題は私たちにとって厳しいものだったが、私たちのスポーツ(テニス)はこれまでになく一致団結し、それぞれの課題に正面から取り組んできた」とも語り、有観客開催の実現に至るまでの道のりは決して平たんなものではなかったことを明かした。
最後にマイク氏は「今年の全米オープンは、ゲームとそれをプレーする人々、そしてそれを楽しむ人々を讃える、忘れられない祭典になることを約束する」と、健全な大会の運営へ自信をのぞかせた。
アメリカ国内では新型コロナウイルスのワクチン接種が急速に拡大し、すでに経済活動を再開する動きも本格化している。しかし、まだまだ予断を許さない状況が続いていることは間違いないだろう。それだけにしっかりと感染拡大対策を講じながら、全てのテニスファンが安心して観戦できるよう、全米オープンが開催されることを心から祈りたい。
文●中村光佑
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