男子テニス世界ランク500位の望月慎太郎(18歳)が、現地6月22日に行なわれた「ウインブルドン」(6月28日~7月11日/イギリス:ロンドン/グラスコート/グランドスラム)の予選1回戦で同160位のヒューゴ・ガストン(フランス)を1-6、6-2、6-4の逆転で下し、2回戦へ駒を進めた。
2019年のウインブルドンジュニアのシングルス部門で当時16歳ながら優勝を果たし、日本人男子初の快挙を成し遂げている望月。今大会はワイルドカード(主催者推薦)で予選から出場しており、自身初となるグランドスラム本戦出場を目指している。
21日からの開始を予定していた予選1回戦は悪天候のため、全試合が22日に順延されていた。
迎えたガストンとの対決は、序盤から望月がミスを重ね、第1セットを早々に落としてしまう。それでも徐々に持ち味のネットプレーを織り交ぜながらリズムをつかんで1セットオールに持ち込むと、ファイナルセットでも4度のブレークに成功。粘るガストンを振り切り、1時間34分で勝利を収めた。
苦戦を強いられながらも何とか初戦を突破した望月は、試合後のインタビューで「2019年にジュニアを優勝したけど、もう2021年になったから、今年は予選のワイルドカードをもらえるとは思っていなかった」としつつも、「ワイルドカードを獲得したと聞いた時は本当にうれしかった」とコメント。試合前からすでに気持ちが高ぶっていたという。
今大会では望月を含め、日本勢男子は4人が予選に出場しており、伊藤竜馬(227位)、内山靖崇(116位)も1回戦で勝利。添田豪(177位)は惜しくも初戦敗退となった。
勝利した望月は予選2回戦で世界124位のタロン・フリークスポール(オランダ)と対戦する。まだまだ修正すべき点は多いのかもしれないが、聖地ウインブルドンの本戦出場へ向け、このままの勢いで勝ち進んでいくことを期待したい。
文●中村光佑
【PHOTO】望月慎太郎(16歳当時)の基本に忠実なリターンの連続写真!
2019年のウインブルドンジュニアのシングルス部門で当時16歳ながら優勝を果たし、日本人男子初の快挙を成し遂げている望月。今大会はワイルドカード(主催者推薦)で予選から出場しており、自身初となるグランドスラム本戦出場を目指している。
21日からの開始を予定していた予選1回戦は悪天候のため、全試合が22日に順延されていた。
迎えたガストンとの対決は、序盤から望月がミスを重ね、第1セットを早々に落としてしまう。それでも徐々に持ち味のネットプレーを織り交ぜながらリズムをつかんで1セットオールに持ち込むと、ファイナルセットでも4度のブレークに成功。粘るガストンを振り切り、1時間34分で勝利を収めた。
苦戦を強いられながらも何とか初戦を突破した望月は、試合後のインタビューで「2019年にジュニアを優勝したけど、もう2021年になったから、今年は予選のワイルドカードをもらえるとは思っていなかった」としつつも、「ワイルドカードを獲得したと聞いた時は本当にうれしかった」とコメント。試合前からすでに気持ちが高ぶっていたという。
今大会では望月を含め、日本勢男子は4人が予選に出場しており、伊藤竜馬(227位)、内山靖崇(116位)も1回戦で勝利。添田豪(177位)は惜しくも初戦敗退となった。
勝利した望月は予選2回戦で世界124位のタロン・フリークスポール(オランダ)と対戦する。まだまだ修正すべき点は多いのかもしれないが、聖地ウインブルドンの本戦出場へ向け、このままの勢いで勝ち進んでいくことを期待したい。
文●中村光佑
【PHOTO】望月慎太郎(16歳当時)の基本に忠実なリターンの連続写真!
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