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海外テニス

ウインブルドンでツアー復帰のキリオス。練習不足でも「ドローの半分の選手には勝てる」とビッグマウス披露<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.06.29

芝でのプレーに自信をのぞかせるキリオス。(C)Getty Images

芝でのプレーに自信をのぞかせるキリオス。(C)Getty Images

 テニス四大大会「ウインブルドン」(6月28日~7月11日/イギリス:ロンドン/グラスコート)に出場する男子テニス世界ランク60位のニック・キリオス(オーストラリア)が、久々の公式戦ながら、彼らしい“ビッグマウス”で注目を集めている。

 キリオスは、昨年2月のアカプルコから約1年間のツアー離脱を挟み、今年2月に地元オーストラリアでのマレーリバー・オープンで復帰。同月の全豪オープンにも出場したが、その後は国外に出ようとせず、再び4か月ほど公式戦から離れた。

 ここ最近の実戦経験という面では、他の選手と大きく差がついてしまっている状況だが、得意とする芝の上では、それがさほど影響しないと考えているようだ。

 キリオスは大会前の会見で「芝の大会では、それほど練習しなくてもドローにいる半分の選手には勝てると思っている」と語り、ウインブルドンに向けて自信をのぞかせた。
 
 ただし、初戦でぶつかるのは前哨戦の1つである「ノベンティ・オープン」(6月14日~20日/ドイツ:ハーレ/グラスコート/ATP500)で優勝を果たしたばかりのユーゴ・アンベール(フランス/25位)と、波に乗っている相手だ。

 これにはさすがのキリオスも、「彼は非常に優れたグラスコートプレーヤーだ。(ここ最近は)信じられないようなテニスをしている」とアンベールを評価した上で、「タフな試合になるだろうね」と警戒心を示した。

 また、今大会にはビーナス・ウィリアムズ(アメリカ)とペアを組んだ混合ダブルスにもエントリーしているが、これについて問われると「大会で最高の混合ダブルスペアだよね」とユーモアを交えつつ回答。こちらにも注目が集まっている。

構成●スマッシュ編集部

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