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海外テニス

「金メダルを獲得できると確信」メダリストの言葉に動かされ、決意を新たにしたジョコビッチ<SMASH>

中村光佑

2021.07.20

セルビア代表として金メダル獲得を強く望んでいるジョコビッチは、年間ゴールデンスラムを目指す(C)Getty Images

セルビア代表として金メダル獲得を強く望んでいるジョコビッチは、年間ゴールデンスラムを目指す(C)Getty Images

 男子テニスの世界王者、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)がセルビア・モンテネグロのニュースメディア「MINA通信」のインタビューに応じ、東京オリンピックへの意気込みを語った。

 今季のジョコビッチは2月の全豪、6月の全仏を制覇し、7月に行なわれたウインブルドンでも優勝。残る東京オリンピックと全米オープンを制した場合、男子選手として史上初の「年間ゴールデンスラム」(1シーズンで四大大会と五輪制覇)の偉業を達成することになる。

 今夏の東京オリンピックは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により無観客での開催が決定。これを受けてジョコビッチはウインブルドン優勝後の記者会見で「観客がいないのは本当に残念なことだ。東京には行くつもりだったけど、今は(気持ちとしては)五分五分かな」と欠場の可能性も示唆していたが、7月16日に自身のSNSを通じて東京大会への出場を表明していた。

 そんなジョコビッチは2008年の北京オリンピックで銀メダルを獲得し、今年2月に現役を引退した走り高跳びのスペシャリストとして知られるブランカ・ブラシッチ(クロアチア)から送られた言葉に心を動かされ、東京大会への出場を決断したという。

「実は数日前にブラシッチさんと会ったが、その時に彼女が『人々は誰がメダルを獲得したのかだけを覚えていて、その時どんな状況だったか、ファンがいたかいなかったかは覚えていない』と言っていた。彼女のその言葉が心に残り、東京オリンピックに参加することを決めた。『愛国心』 と『セルビアへの思い』にも行き着いたんだ」と明かしている。
 
 一方で「ファンがいない状態でプレーすることや、日本で様々なコロナウイルスの規制が敷かれていることについては、(正直なところ)快くは思っていない」と複雑な胸の内もうかがわせたジョコビッチ。

 それでもインタビューの最後には東京オリンピックでの金メダル獲得と年間ゴールデンスラムの快挙達成へ前向きな言葉を残した。

「最高のテニスをしようと思っているし、今シーズンのここまでの驚異的な活躍で、金メダルを獲得できると確信している。僕は自信にも満ち溢れているし、セルビアを代表して最高の形で活躍したいという意欲もある。東京でのメダル獲得を切望している。できれば金メダルを獲得し、ニューヨーク(全米オープン)ではゴールデンスラムを達成することを目指す」

 誰よりもファンを大切にするジョコビッチにとって、声援のない会場でプレーをするという状況はやはり物足りなさを感じてしまうかもしれない。だが、オリンピックではいまだに金メダルを獲得したことがないだけに、東京大会へ懸ける想いは並々ならぬものがあるだろう。年間ゴールデンスラムの達成へ大きなプレッシャーがかかることは間違いないが、表彰台の最も高い場所を目指し、ジョコビッチらしい安定感のあるテニスを見せてもらいたい。

文●中村光佑

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