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「一緒にプレーできて本当に光栄」スアレスナバーロが最後の五輪でペアのムグルサにメッセージ【東京五輪】

スマッシュ編集部

2021.07.31

東京オリンピックがスアレスナバーロとムグルサで組む最後のダブルスとなった。(C)Getty Images

 最後のオリンピックとして東京大会に出場していたカルラ・スアレスナバーロ(スペイン)。彼女は2020年で引退すると発表していたが、昨年は新型コロナの影響でツアーが中断。さらに、再開直後の9月に悪性リンパ腫の一種であるホジキンリンパ腫と診断され、半年間の化学療法を受けていた。

 そして、この病を克服し、コートでキャリアの最後を飾るためにトレーニングに励み、今年の全仏オープンで見事に復帰を果たした。その後はウインブルドン、オリンピックと大きな大会に出場。全仏とウインブルドンでは1回戦敗退だったが、オリンピックではシングルス、ダブルスともに1回戦を突破し、2回戦はフルセットで惜敗した。

 7月27日に更新されたインスタグラム(@carlasuareznav)では、ペアのガルビネ・ムグルサとのタッチやハグ、涙を拭うような仕草でコートを去る姿など3枚の写真を公開した。
 
 また、「今日は、つらく悲しい日です。私たちにとって最後の試合でした。長い年月、多くの試合、多くの瞬間、そして多くの感情を共にしてきました。これまでの努力が報われて、もう1勝したかったのですが、叶いませんでした」と悲しみを綴り、続けて「あなたと一緒にプレーできたことは、本当に光栄よ。私にこのオリンピックを与えてくれたことを永遠に感謝します」と、ペアのムグルサや関係者に感謝のメッセージを残した。ムグルサは「また泣いてしまったわ」と泣き顔の絵文字を添えてコメントしている。

 一方、ムグルサはインスタグラム(@garbimuguruza)に「チームの皆さん、ありがとうございました。私たちは全力を尽くし、最高の思い出を持って帰りました」と綴り、動画をアップした。ムグルサ、スアレスナバーロらスペインのチームで踊ったり、バスやカート移動、ジムでのトレーニングなど、思い出が詰まった動画となっている。

 スアレスナバーロの日本でのプレーはオリンピックが最後になったが、また何かの機会に来日してくれることを期待したい。

構成●スマッシュ編集部

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