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海外テニス

「なんて素敵な瞬間だ」ズベレフとジョコビッチが見せた行動に海外記者が賛辞!「いつもどおり寛大だった」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.31

2時間3分にわたる激闘を終え、健闘を称え合うズべレフ(左)とジョコビッチ(右)。(C)Getty Images

2時間3分にわたる激闘を終え、健闘を称え合うズべレフ(左)とジョコビッチ(右)。(C)Getty Images

 東京五輪は大会8日目の7月30日、有明テニスの森にて男子テニスのシングルス準決勝を実施。世界ランク5位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、同1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を1-6、6-3、6-1の逆転で下し、自身初となる五輪決勝へ駒を進めた。

 今大会は、アンドレ・アガシ、ラファエル・ナダルに続いて男子テニス界3人目の「ゴールデンスラム(全ての四大大会とオリンピック制覇)」が懸かっていたジョコビッチ。さらに、今季はここまでグランドスラム3大会を制しており、男女を通じてシュテフィ・グラフしか達成していない「年間ゴールデンスラム」の可能性も残っていた。

 そんな男子テニス界の“絶対王者”に期待が集まっていた中、勝利をつかみ取ったのはズベレフだった。ポルトガルのスポーツメディア『レコード』のホセ・モルガド記者によると、ズベレフは試合後に握手する際、ジョコビッチへ「君は史上最高の選手。(ゴールデンスラムを)邪魔してごめん」と話しかけたという。
 
 次世代のNo.1候補が見せた今回の行動に対して、ジョコビッチも笑顔を浮かべて対応。このシーンを見ていた同記者は「負けてもジョコビッチは変わらず、とても寛大な態度だった。なんて素敵な瞬間だろう」とツイートし、激闘を繰り広げた両選手に賛辞を送った。

 8月1日に行なわれる決勝では、世界25位のカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦するズべレフ。過去の対戦成績は2勝2敗とイーブンだが、はたしてどちらが初の頂点をつかみ取るのか。熱い戦いから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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