海外テニス

約3か月ぶりにツアー復帰を果たしたハレップ。初戦敗退も、予想外の好調さに「満足しているわ」<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.08.14

久々の公式戦ながら、強敵コリンズと互角に渡り合ったハレップ。(C)Getty Images

 現在開催中の「ナショナル・バンク・オープン」(8月9日~15日/カナダ:モントリオール/ハードコート/WTA1000)の女子シングルス2回戦で、ダニエル・コリンズ(アメリカ)に敗れた第6シードのシモナ・ハレップ(ルーマニア)。

 5月のイタリア国際でふくらはぎを痛めたハレップは、以降の大会をすべてキャンセル。全仏オープン、ウインブルドン、東京オリンピックといったビッグトーナメントも欠場していた。

 今大会ではシードで1回戦が免除となっていたため、これが約3か月ぶりの公式戦だったが、今季ツアー2勝をあげ、27勝9敗と非常に好調なプレーを見せているコリンズの前に6-2、4-6、4-6と、約3時間に及ぶ激闘の末に敗れた。
 
 復帰戦を勝利で飾ることはできなかったハレップだが、この試合は彼女に多くの「ポジティブ」な要素をもたらしたようだ。試合後にハレップは「今日のプレーにはとても満足しているわ」と前向きなコメント。

「少し予想外だった」と、自身の好調さに驚きつつも「この3か月間はあまりテニスができなかったのに、何度も試合やトーナメントで勝っている相手と高いレベルで3時間も戦うことができた」と満足げに明かした。

 ハレップは来週の「ウェスタン&サザン・オープン」にも出場する予定だ。もちろん焦点を当てているのは、さらのその後の全米オープンだろう。復帰から間もない中でのビッグトーナメントだが、さらに調子を上げることはできるのか注目が集まる。

構成●スマッシュ編集部

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