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海外テニス

錦織も取り入れた”一球入魂”サービスで好調のルード。「最初はショーツがきつかったから」と意外な誕生秘話を明かす<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.08.15

新ルーティーンで好調さを見せているルード。(C)Getty Images

新ルーティーンで好調さを見せているルード。(C)Getty Images

 今季すでにツアー4勝をあげ、戦績でも35勝9敗と非常に好調な世界ランク12位のキャスパー・ルード(ノルウェー)が、最近導入したサービスの新ルーティーンについて明かした。

 出場する「ナショナル・バンク・オープン」(8月9日~15日/カナダ:トロント/ハードコート/ATP1000)の男子シングルス3回戦で、同44位のドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)を下したルード。

 彼はここ数か月、サービスを打つ際にボールを一つしか持たない”一球入魂”サービスを実践している。今季の快進撃はこれが起爆剤となっているのか、試合後の会見でこれについて聞かれたルードは「最初はただショーツがきつかったから始めたんだ」と笑いながら、新ルーティーンの意外な誕生秘話を明かした。

「実は今年のモンテカルロで始めたんだ。ヨネックスの新しいショーツは足の部分が少しきつくて、ポケットにボールを入れていると落ちてしまった。そこから始まったんだ」
 
 なお、同様のルーティーンは、過去に日本の錦織圭も実践しており、彼はその理由を「一球一球集中するため」と話していた。ルードも現在は、錦織と同じような目的でこのルーティーンを行なっているようだ。

「精神的に、ファーストサービスを入れないといけないというプレッシャーを感じてしまうんだ。ボールを余分に持っていないと、これが最後のサービスだと脳を騙すことができる」

 今のところ、このルーティーンがハマっているルードは「ポケットにボールを入れてプレーすることもできるけど、キャリアの中で最高の勝利や最高のトーナメントを経験できているから、そのまま続けるつもりだよ」と、今後も”一球入魂”サービスを続けることを明言している。

構成●スマッシュ編集部

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