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海外テニス

「彼女の気分を害してしまった」大坂なおみに質問をぶつけた地元紙の編集長が謝罪「丁寧な対話に感謝している」

THE DIGEST編集部

2021.08.18

約3か月ぶりの会見途中で涙を流し、一時的に離席する一幕があった大坂。(C)Getty Images

約3か月ぶりの会見途中で涙を流し、一時的に離席する一幕があった大坂。(C)Getty Images

 物議を醸した会見質問に地元紙の編集長が口を開いた。

 現地時間8月16日、女子テニス世界ランク2位の大坂なおみは『ウェスタン&サザン・オープン』(米シンシナティ/ハードコート/WTA1000)の記者会見に出席。その質疑の途中で、地元紙『Cincinnati Enquirer』が投げかけた質問に対し、涙を流して約4分間の会見中断をはさむ一幕があった。その内容は次のとおりである。

「あなたは私たち(メディア)と接すること、特にこのような形式(記者会見)で接することが好きではないようだが、あなたにはメディアプラットフォームを持つことで得られる多くの外部利益がある。ソーシャルメディアを利用して自分の価値を高めることと、精神的な健康を維持することのバランスをどのように取っているのか」
 
 これを受け、大坂の代理人を務めるスチュアート・デュギッド氏は「選手とメディアの関係がなぜ今、これほどこじれているのかを象徴している」としたうえで、「あのZoomに出席していた誰もが、彼の口調は間違っていて、威嚇が唯一の目的だったことに同意するだろう。本当に呆れた行動だ」と怒り心頭だった。

 そして今回は、米NBC系列の『NBC News』によると、『Cincinnati Enquirer』のベリル・ラブ編集長が「記者会見での丁寧な対話に感謝している」とコメントを発表。「真っすぐな質問で有意義なやりとりができたと思っている。しかし、私たちの質問が彼女の気分を害してしまった。心よりお詫び申し上げる」と謝罪の意を示したという。

 今大会初戦の2回戦では、世界24位のコリ・ガウフ(アメリカ)と同75位のシェン・スーウェイ(台湾)の勝者と戦う大坂。波紋が広がる中での実戦復帰となるが、はたして勝利を掴めるか。

構成●THE DIGEST編集部

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