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海外テニス

来季の全豪オープンでは「バイオセキュア・バブル」を実施。不満も上がった厳しい検疫体制を緩和へ<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.08.27

次回全豪オープンの検疫体制について明かしたトーナメントディレクターのタイリー氏。(C)Getty Images

次回全豪オープンの検疫体制について明かしたトーナメントディレクターのタイリー氏。(C)Getty Images

 全豪オープンのトーナメントディレクターであるクレイグ・タイリー氏は、来シーズンの同大会での検疫体制について、開催前の2週間に「バイオセキュア・バブル」を実施することを明かした。

 今年の全豪オープンでは、参加選手やスタッフに対して細かい検査や練習時間の制限など、非常に厳しい検疫体制を実施していた。さらに渡航の際のチャーター機内で陽性者が出た場合には、同乗していたすべての乗客を濃厚接触者として14日間のホテル隔離を強制。

 これには日本の錦織圭などを含む約70名の選手とそのスタッフが該当し、大会直前までコートでの練習をできなかった選手たちからは不満の声が噴出した。男子世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、大会運営側に該当選手の救済を求める嘆願書を提出したが、大会側から「特別扱いはできない」として却下されたことも話題となった。
 
 今回の「バイオセキュア・バブル」について、タイリー氏は「現時点では、選手たちがホテルとコートを自由に行き来できる2週間のバブル期間を計画している」と、前回大会より若干緩和された検疫体制を予定していることを明かした。

「彼ら(選手たち)は保護され、自分たちの間だけではなく地域社会からも安全に守られる」と、安全性に自信を示すタイリー氏。さらに、前回大会では約50%に抑えられていた観客数(一時無観客開催を挟む)についても言及し、「より多くの観客を動員する」と説明している。

構成●スマッシュ編集部

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