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海外テニス

故障が癒えぬセレナ・ウィリアムズが全米欠場を発表。姉のビーナスもケガでワイルドカードを辞退<SMASH>

中村光佑

2021.08.26

共にケガを理由に全米欠場を決断したセレナとビーナス。GS最多優勝記録にあと1つと迫っているセレナだが、達成は持ち越しとなった。(C)Getty Images

共にケガを理由に全米欠場を決断したセレナとビーナス。GS最多優勝記録にあと1つと迫っているセレナだが、達成は持ち越しとなった。(C)Getty Images

 四大大会で通算23勝を挙げている女子テニス元世界1位のセレナ・ウィリアムズ(アメリカ/現22位)が、8月30日から開幕する全米オープンを欠場すると発表した。

 セレナは7月のウインブルドン1回戦で右脚のハムストリングを負傷し、試合途中で棄権。エントリーしていた今夏の東京オリンピックも欠場し、北米ハードコートシーズンに入ってからも大会には出場していなかった。

 日本時間8月25日に自身のSNSを更新したセレナは初めに「熟考した結果、私の医師や医療チームのアドバイスに従う形で、ハムストリングの断裂を完全に回復させるために、全米オープンを欠場することにしました」と発表。

 また、過去6度の優勝経験を持つ全米について、「ニューヨークは世界で最もエキサイティングな都市の一つであり、プレーをする上で最も好きな場所の一つです。ファンの皆さんに会えないのは寂しいです」と複雑な心境を明かしつつも、「いつも応援と愛をありがとう。またすぐにお会いしましょう」と感謝の言葉を綴った。
 
 さらに、ワイルドカード(主催者推薦)で全米への出場を予定していた姉のビーナス・ウィリアムズ(アメリカ/世界147位)も足のケガを理由に同大会の欠場を表明。26日に自身の公式ツイッターで「全米をとても楽しみにしていましたが、今年は出場することは叶いませんでした」とコメントした上で、「多くの方々に感謝しています。また戻ってきます」と締めくくった。

 すでにロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)も欠場することが決定している今年の全米オープン。ちなみに、セレナ、フェデラー、ナダルの3人がシングルスに出場しないグランドスラムは1997年以来24年ぶりとなる。テニスの最高峰の舞台で「レジェンド」と称される選手のプレーを見られないのは何とも寂しい限りだが、まずは心身をしっかりと休め、一日も早くコート上で元気な姿を見せてほしい。

文●中村光佑

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