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国内テニス

大学日本一への道は閉ざさない。関東リーグの代替大会として「王座出場校決定トーナメント」を開催<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.09.21

2019年の関東リーグ、慶應義塾大対山梨学院大の円陣風景。今年はトーナメント方式で王座出場校を決める。写真:スマッシュ編集部

2019年の関東リーグ、慶應義塾大対山梨学院大の円陣風景。今年はトーナメント方式で王座出場校を決める。写真:スマッシュ編集部

 関東学生テニス連盟はこのほど、大学日本一を決める「全日本大学対抗テニス王座決定試合」の関東地域予選として、「王座出場校決定トーナメント」を開催することを発表した。

 通常は例年9月に行なわれる「関東大学テニスリーグ」の第1部が、大学王座の予選を兼ねているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、昨年の大会は中止。今年も緊急事態宣言下とあって開催の目途が立たず、急きょ王座出場校を決めるトーナメント方式の大会を開設することとなった。

 出場校は関東リーグ1部の男女各6校。男子が早稲田大学、慶應義塾大学、亜細亜大学、明治大学、中央大学、法政大学。女子が筑波大学、慶應義塾大学、早稲田大学、山梨学院大学、亜細亜大学、明治大学となっている。男子の早大、慶大、女子の筑波大、慶大はシードとして2回戦から登場し、男女とも2校ずつが大学王座出場権を獲得する。試合は10月2日(土)~17日(日)の土・日曜日を使って、各大学コートで個別に行なわれる。
 
 今年の大学王座は当初、10月7日(木)~10日(日)に愛媛県総合運動公園で開催される予定だったが、コロナ禍で感染リスクが高く、また各地域の予選を兼ねたリーグ戦も遅れ気味であることから、延期が決定。11月8日(月)~12日(金)に同会場で行なわれる。

 各地域の予選進行状況を見ると、関西は関東同様にトーナメント方式の王座出場校決定戦を採用し、本日最終日を迎えている。北海道、東北、中国四国、九州はリーグ戦を行ない、無事日程を終了。北海道は男子・小樽商科大学、女子・北海学園大学、東北は男子・東北大学、女子・東北学院大学、中国四国は男女とも松山大学、九州は男女とも鹿屋体育大学が制し、王座出場権を手にした。また、北信越はリーグ戦を開催中、東海は10月2日からリーグ戦を行なう予定だ。

 昨年はコロナ禍のため中止を余儀なくされた大学王座。無事行なわれれば2年ぶりの開催となる。一昨年まで男子は早大が15連覇を続けており、今年勝てば男女を通じて単独最多の記録となる。女子は一昨年、筑波大が悲願の初優勝を果たしている。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】大学トップ選手が多数出場した関東学生トーナメントスナップ集
 

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