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海外テニス

不屈の挑戦者デルポトロ、ツアー復帰戦は16年ぶりに母国アルゼンチン大会の可能性浮上!<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.10.17

右ヒザのケガにより約2年4カ月にわたり戦線離脱中のデルポトロが、来年2月に母国アルゼンチンで復帰する可能性がでてきた。(C)Getty Images

右ヒザのケガにより約2年4カ月にわたり戦線離脱中のデルポトロが、来年2月に母国アルゼンチンで復帰する可能性がでてきた。(C)Getty Images

 元全米オープン覇者でアルゼンチンの国民的英雄として親しまれるテニス選手のホアン・マルティン・デルポトロ(33歳)。2019年6月に右ヒザを負傷して以降ツアーから遠ざかっているが、現在母国で復帰戦を迎える可能性が出たことで話題となっている。

「絶対に諦めない」と現在まで4度にわたり痛めた右ヒザにメスを入れてきたデルポトロ。復活の舞台として想定していた東京オリンピックには間に合わなかったものの、その後はSNSを通じて快音を立てながらヒッティングする姿を公開するなど、復帰に向けた準備が着実に整いつつあることをアピールした。

 そんな不屈の男が今夏に訪れた全米オープンで米国スポーツメディア『ESPN』の取材に応じ、復帰の日程は決まっていないものの、2022年シーズン序盤に母国のクレーコートで開催される大会での復帰を示唆した。デルポトロが母国開催のツアーでプレーしたのは2006年のブエノスアイレス大会が最後。それだけに今回の知らせは地元ファンを大いに喜ばせたのである。
 
 この件に関して10月18日にアルゼンチンで開幕する「ブエノスアイレス・チャレンジャー大会」(ATPツアーの下部大会)のトーナメントディレクターで、来年開催のツアー運営にも関わっているマルセロ・デンティ氏は、「デルポトロがコルドバ大会への参加を検討していることは、とても素晴らしいニュースです。私たちは、彼が私たちの大会に来てくれるよう、可能な限りの努力をしていきます」とコメントし、祖国の英雄のために最大限の準備をするとした。

 日ごろから「僕はチャンレンジすることが好きだし、それが僕の人生なんだ」と口にするデルポトロ。完全復帰に向けたこれまでの道のり、そしてこれから先の道のりも決して平たんではないだろうが、その不屈のパワーで再び母国のコートに立つことを多くのアルゼンチンファンはもちろん、世界中のテニスファンが待ちわびている。

構成●スマッシュ編集部

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