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海外テニス

「苦手な選手は錦織とマリー」人気者キリオスがファンに回答!犬猿の仲ジョコビッチとは「かくれんぼしたい」<SMASH>

中村光佑

2021.10.23

ユニークなキャラクターで知られる人気のキリオスがファンからの様々な質問に答え話題となっている。(C)Getty Images

ユニークなキャラクターで知られる人気のキリオスがファンからの様々な質問に答え話題となっている。(C)Getty Images

 トリッキーなプレーと破天荒な性格で絶大な人気を誇る男子テニスのニック・キリオス(オーストラリア/世界ランク95位)が、自身のインスタグラムのストーリーでファンからの質問に回答。対戦するのが最も難しいと思う選手は誰? という問いに、「元世界王者のアンディ・マリー(イギリス/現172位)」と「錦織圭(49位)」の名前を挙げた。

 26歳のキリオスはプライベートでも親交の深いマリーと過去に6度対戦しているが、そのうちキリオスが勝利したのは2018年のクイーンズ・クラブ選手権の1度のみ。

 一方で錦織とは過去4度の対戦で0勝4敗といずれも敗れている。4度目の対戦となった2018年のウインブルドン3回戦では日没が間近に迫る中、錦織がわずか1時間37分でキリオスを退けたことは日本のファンの記憶にも新しい。

 また、自身が尊敬するロジャー・フェデラー(スイス/11位)についてファンから問われたキリオスは「彼こそがGOAT(史上最高の選手)だ」と断言。続けて「初めて会ったときには圧倒されたし、その後も常に他の選手にはないオーラを放ち続けている。フレンドリーな人でもあるね」とフェデラーを称賛した。ちなみにキリオスはフェデラーと初めて対戦した2015年のマドリード大会で勝利を挙げたが、その後は6連敗を喫している。
 
 実はキリオスはビッグ3(フェデラー、ナダル、ジョコビッチ)に初対戦で勝利した珍しい記録を持つプレーヤーの1人だ。中でも世界王者のジョコビッチに対しては2勝0敗という成績を誇っており、それを引き合いに「犬猿の仲」としても知られるジョコビッチを揶揄することも多い。

 そこであるファンが「ノバク・ジョコビッチと無人島で一緒に閉じ込められたら何をしたい?」と質問。これに対してキリオスは「かくれんぼをしたいね」と謎のコメントを残したが、その真意は定かではない。

 そんなキリオスは9月末に出場した男子テニスの団体戦「レーバー・カップ」での記者会見で「母の健康状態が良くない」として2021年シーズン終了を発表し、近い将来での引退も示唆していた。今年7月のウインブルドン以降は計6試合でわずか1勝にとどまっていただけに、精神的にも辛い状況が続いているのかもしれない。まずは心身をしっかりとリフレッシュさせ、来シーズン開幕に向けて調整を進めてもらいたい。

文●中村光佑

【PHOTO】プレーの合間に垣間見えるキリオスらトッププロの素顔
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