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海外テニス

ブレーク中の18歳アルカラス、アウェーの洗礼を受け手痛い逆転負け「あのような状況に初めて陥った」<SMASH>

中村光佑

2021.11.06

躍進を続けるアルカラスも、これまで経験したことのないアウェーの雰囲気に飲まれ、ガストンに逆転負けを喫した。(C)Getty Images

躍進を続けるアルカラスも、これまで経験したことのないアウェーの雰囲気に飲まれ、ガストンに逆転負けを喫した。(C)Getty Images

 現在開催中の男子テニスツアー「ロレックス・パリ・マスターズ」(11月1日~7日/フランス・パリ/インドアハード/ATP1000)のシングルス3回戦で予選勝者のユーゴ・ガストン(フランス/世界ランク103位)に4-6、5-7で敗れた18歳のカルロス・アルカラス(スペイン/同35位)。試合後の記者会見では「今日の敗戦で得た教訓を生かしていきたい」と前を向いた。

 前日の2回戦では世界9位のヤニック・シナー(イタリア)をストレートで撃破し、パリ大会で初のベスト16進出を決めたアルカラス。迎えたガストン戦でも第4ゲームで先にブレークに成功し、試合を優位に進めていく。しかし、粘りのプレーを見せるライバルに第7ゲームから4ゲームを連取されてセットダウン。

 第2セットは一転してアルカラスが積極的に攻撃を仕掛けて主導権を奪い、5-0と大きくリードを広げる。ところが、地元ファンの大声援を受けながら緩急をつけたストロークを繰り出すガストンに対して、第6ゲーム以降は思うようにポイントが取れない苦しい展開に。結局、3度のブレークを喫し、準々決勝進出を逃した。
 
 今年7月のクロアチア・オープンでツアー初優勝、9月の全米オープンで自身初のグランドスラムベスト8入りを果たし、11月中旬にイタリア・ミラノで開かれる「ネクストジェンATPファイナルズ」の出場権も獲得したアルカラス。そんな目覚ましい活躍を見せている次世代のスターも、終始アウェーのような雰囲気で戦わなければならなかったガストン戦は非常に苦しかったようだ。

 記者会見で「観客を味方に付けた相手に対してプレーするのは決して簡単なことではないし、今日はそれが証明されてしまったと思う。あのような状況に初めて陥ったけど、僕にとって容易なことではなかった。プレッシャーにどう対処していいのかわからず、とてもタフな試合だった」と振り返っている。

 それでも最後には悔しさを滲ませながらも「人生の全てのことがそうであるように、転んでも立ち上がって前に進むことができる。ファンの方の応援や励ましがどれほど自分の力になったのかは計り知れない。今大会の教訓を生かして、来週のミラノでのネクストジェンファイナルズのことを考える時だ」とポジティブな言葉を残し、会見を締めくくった。

 なお、今大会でフランス勢唯一のベスト8進出者となったガストンは、準々決勝で自身初のマスターズ4強入りをかけてダニール・メドベージェフ(ロシア/2位)と対戦したが、6-7(7)、4-6で敗退した。

文●中村光佑

【PHOTO】アルカラスら、全米オープン2021で躍動した男子選手たち
 
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