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海外テニス

“18歳全米女王ラドゥカヌ”の新コーチは優勝請負人ベルツ!「経験の浅い私にとって間違いなく助けになる」と期待<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.11.11

新シーズンを見据えて実績十分の新コーチと契約を結んだラドゥカヌ。(C)Getty Images

新シーズンを見据えて実績十分の新コーチと契約を結んだラドゥカヌ。(C)Getty Images

 今年の全米オープンで史上初となる予選からの出場で優勝を遂げたエマ・ラドゥカヌ(イギリス/世界20位)。全米後はアンドリュー・リチャードソンとの短期コーチ契約を終了させ、正式な指導者がいない状態で試合へと臨んでいたが、ここにきて新コーチが決まったことが明らかになった。

 ラドゥカヌが「このような経験豊富なコーチと一緒に仕事ができるのはとても光栄です」とする人物は、元世界1位のアンジェリーク・ケルバーを2016年全豪と全米で優勝へと導いたトーベン・ベルツ(ドイツ/44歳)。ラドゥカヌとの新たな師弟関係がスタートするのはプレシーズンに入る11月末からの予定で、そこから来年1月に開幕する新シーズンへの準備を始める。

 全米後の10月に参戦したBNPパリバ・オープン(アメリカ)では、世界100位のアリアクサンドラ・サスノビッチにストレートで屈して初戦敗退。父親の母国ルーマニアで開催されたトランシルバニア・オープンではベスト8入りを果たし明かりが差し込んだと思われたが、今季最後の大会と位置付けていたオーストリアのリンツ・オープンでは再び初戦敗退を喫した。
 
 周囲の大きな期待とは裏腹に不完全燃焼が続く現実。それだけにラドゥカヌ自身のなかでは“コーチ不在で戦うことの限界”をひしひしと感じていたのかもしれない。

「彼(ベルツ)はケルバーを3つのグランドスラム決勝へ導き、そのうちの2大会で優勝させています。そうした経験は、私のような経験の浅い者にとっては間違いなく助けになります」と語るラドゥカヌは、「これから始まる仕事に向けて、ワクワクしています」と、グランドスラム優勝請負人ともいえる新コーチに期待を込める。

 11月13日には誕生日を迎えるが、それでもまだ19歳。ラドゥカヌは強力なパートナーとともに、来るべき10代最後のシーズンへ向かって歩み始める。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】全米OP初優勝!快挙を成し遂げた18歳エマ・ラドゥカヌの2021年を特集!
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