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これからテニスを始める人へ、これだけは知っておきたい『テニスの基本マナー』

スマッシュ編集部

2019.11.08

相手にボールを渡す際はワンバウンドさせて渡す。テニス中継などで見かけるボールボーイのやり方だ。写真=滝川敏之(THE DIGEST 写真部)

相手にボールを渡す際はワンバウンドさせて渡す。テニス中継などで見かけるボールボーイのやり方だ。写真=滝川敏之(THE DIGEST 写真部)

 スポーツの秋ということで、「私もテニスを始めよう!」と考えている方も少なくないはず。ただ、どんなスポーツにもルールやマナーが存在するように、テニスの世界にも「やって良いこと、悪いこと」がある。ここでは、テニス初心者が楽しくプレーするための、基本の「基」とも言うべきコート上のマナーをご紹介しよう。

■他人のコートの後ろを通って、自分のコートへ行く時

 試合中のコート(Aコートとする)の向こうにある自分のコート(Bとする)に移動するタイミングは、Aコートでのポイントが終わった瞬間。それを待ってからコートの後ろを通り抜けて行くのがマナーだ。

 移動する際は小走りで素早く。またこの時、Bコートでプレーする全員が一斉に移動するのが望ましい。そうすれば、Aコートのプレーヤーは、それほど気にならないからだ。Aコートが練習中の時は、「失礼します」とひと言告げてから通り抜けるようにしよう。

■隣のコートに自分のボールが入ってしまった時

 自分たちのボールが隣のコートに入ってしまった場合、あわてて取りにいかないこと。隣のコートでプレーしている人がプレーを止めない限りは、ポイントが終わるまで待ち、プレーが終わってから取りに行こう。

隣のコートから自分のコートにボールが入ってきた時

 自分たちがプレーしているコートに、隣のコートからボールが入ってきたら、プレーを止めて拾ってあげるか、「どうぞ」と言って拾わせてあげよう。

 自分たちが試合中であれば「レット(やり直しの意味)」と言って試合を中断させ、ボールを拾わせる(または拾ってあげる)。入ってきたボールがプレーに影響ない場所にあれば、そのままプレーを続けてポイントを終えてから拾ってもらってもいい。
 
相手にボールを渡す時①

 対戦相手や隣のコートの人にボールを渡す時には「ボールいきます!」と言ってワンバウンドで返球してあげること。手で投げるか、ラケットで打ち返すかどちらでもいいが、相手が取れないようなスピードで返すのはマナーとしてお勧めできない。

 また、ボールを転がして渡すのもノーグッド。なぜなら、キャッチする側が身体を折り曲げるか、腰をかがめなければならず、余分な肉体的負担をかけることになるからだ。

相手にボールを渡す時②

 ダブルスの試合中、2球のボールを前衛と後衛が1球ずつ返球する場合は、相手サーバーから遠い位置にいる後ろの人から先にボールを出し、それに続いて前の人が出す。ただし、後衛がボールを拾いに行っていたりしている場合は、前衛が「先に出します!」と言って渡した方が効率的だ。

相手にボールを渡す時③

 エンドの交代(チェンジエンド)時は、できれば手渡しするのがいいが、コートにボールを置いてくるのでもいい。しかし、1つはベースラインの後方、1つはサービスライン付近というようにバラバラに置くのはいただけない。2球そろえて置こう。
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