現地11月14日に開幕した男子テニスツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(11月14日~21日/イタリア:トリノ/インドアハードコート)は大会初日を迎え、「レッドグループ」ラウンドロビン(予選)第1試合に前年覇者のダニール・メドベージェフ(ロシア/世界ランク2位)が登場。同9位のフベルト・フルカチュ(ポーランド)を6-7(5)、6-3、6-4の逆転で下し、初戦を白星で飾った。
この試合は序盤から両者のサービスキープが続く拮抗した展開となったが、巧みなネットプレーを繰り出すフルカチュに苦戦を強いられ、タイブレークの接戦の末に第1セットを落とす。それでも第2セットに入るとメドベージェフがアグレッシブな攻めとミスのないストロークを軸に主導権を握って1セットオールに。
迎えたファイナルセットでも第1ゲームで早々にブレークを奪ったメドベージェフはファーストサービスでのポイント獲得率で90%を記録するなど完璧なプレーを披露。試合を通してフルカチュにブレークポイントを1度も与えず、2時間でフルセットマッチを制した。
今年度よりATPファイナルズは舞台をイギリス・ロンドンからイタリア・トリノに移して行なわれているが、メドベージェフは新会場のコートコンディションへの適応に時間を要してしまったという。
試合後のオンコートインタビューでは「ここでプレーするのは本当に難しい。球足が速く感じるから1つでもいいショットを打てば、その時点でポイントはほとんど終わってしまう」とコメント。
それでも最後には「ブレークポイントをセーブしなければならない場面がなかったから、ある意味ではプレッシャーを感じなかった。フルカチュのサービスゲームで僕がブレークポイントを握ったのは2ゲームだけだったけど、2回ともうまくいってブレークできたのはとてもうれしいよ」と満足気に試合を振り返った。
一方、日本時間午前5時に行なわれたレッドグループの予選第2試合ではアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ/3位)とマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/7位)が対戦。約80分にも及んだ第1セットをタイブレークの末に落としたベレッティーニが腹筋を負傷し、第2セット開始直後に棄権した。
文●中村光佑
【連続写真】相手の攻撃を無力化するD・メドベージェフの守備的バックハンド
この試合は序盤から両者のサービスキープが続く拮抗した展開となったが、巧みなネットプレーを繰り出すフルカチュに苦戦を強いられ、タイブレークの接戦の末に第1セットを落とす。それでも第2セットに入るとメドベージェフがアグレッシブな攻めとミスのないストロークを軸に主導権を握って1セットオールに。
迎えたファイナルセットでも第1ゲームで早々にブレークを奪ったメドベージェフはファーストサービスでのポイント獲得率で90%を記録するなど完璧なプレーを披露。試合を通してフルカチュにブレークポイントを1度も与えず、2時間でフルセットマッチを制した。
今年度よりATPファイナルズは舞台をイギリス・ロンドンからイタリア・トリノに移して行なわれているが、メドベージェフは新会場のコートコンディションへの適応に時間を要してしまったという。
試合後のオンコートインタビューでは「ここでプレーするのは本当に難しい。球足が速く感じるから1つでもいいショットを打てば、その時点でポイントはほとんど終わってしまう」とコメント。
それでも最後には「ブレークポイントをセーブしなければならない場面がなかったから、ある意味ではプレッシャーを感じなかった。フルカチュのサービスゲームで僕がブレークポイントを握ったのは2ゲームだけだったけど、2回ともうまくいってブレークできたのはとてもうれしいよ」と満足気に試合を振り返った。
一方、日本時間午前5時に行なわれたレッドグループの予選第2試合ではアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ/3位)とマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/7位)が対戦。約80分にも及んだ第1セットをタイブレークの末に落としたベレッティーニが腹筋を負傷し、第2セット開始直後に棄権した。
文●中村光佑
【連続写真】相手の攻撃を無力化するD・メドベージェフの守備的バックハンド
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