男子テニス世界ランク47位の錦織圭が2月14日から開催される「デルレイビーチ・オープン」（アメリカ・デルレイビーチ／ATP250／ハードコート）にエントリーしたことが明らかになった。スペインのテニス専門メディア『Punto de Break』がその第一報を伝えている。

　同メディアによるとデルレイビーチ大会のエントリーリストには錦織が地元勢のセバスティアン・コルダ（アメリカ／41位）やフランシス・ティアフォー（アメリカ／38位）、 キャメロン・ノーリー（イギリス／12位）といった今をときめく若手選手と共に名を連ねているという。周知の通り錦織は18歳で世界244位だった2008年の同大会でATPツアー初優勝を飾っている。錦織は2014年大会を最後にデルレイビーチには参戦していなかったが、このまま予定通りプレーできるとなれば8年ぶりの出場となる。
  　錦織は、昨年10月のBNPパリバ・オープン２回戦での敗退後、腰痛により2021年シーズンを終了。出場を予定していた年初の「メルボルン・サマーセット」（１月3日～９日／オーストラリア・メルボルン／ATP250／ハードコート）も欠場している。出場を辞退した理由はわかっていないものの、最近のインタビューでは「ケガは回復しているけど、まだリハビリ中で思うように練習ができていない。（復帰には）ちょっと時間がかかる」と明かしていたため、まだ万全な状態ではないと見られている。

　また、現段階では1月10日から開催される「シドニー国際」（オーストラリア・シドニー／ATP250／ハードコート）、同月17日開幕の「全豪オープン」（オーストラリア・メルボルン／グランドスラム／ハードコート）にエントリーしているが、今後の状況次第では当面のスケジュールが不透明となる可能性も高い。だが、まずは焦らずに調整を進めた上で、１日も早いツアー復帰を祈りたい。

文●中村光佑

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