現地時間1月4日、新型コロナワクチン接種の“免除措置”を受け、正式に『全豪オープン』(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)出場が発表された男子世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)。しかし、この決断を「特別扱いではないか」と疑問視する声は大きくなるばかりだ。
【PHOTO】テニス史上に残る名プレーヤー!ノバク・ジョコビッチの厳選ショットをお届け!
ウイルス感染拡大防止策の一環として、出場選手に2度の接種が義務付けられている今年の全豪オープン。しかし、これまでジョコビッチはワクチンに消極的な姿勢を示しており、自身の接種状況を公にしてこなかった。さらに、大会主催側の公式声明でも具体的な免除理由は明かされていない。
こうした状況に不満を爆発させたのは、免除措置を受けられなかった選手の関係者だ。ジュニア競技の予選出場を目指していた17歳のアマン・ダヒヤ(インド)は、「ワクチン接種を受けていないとして、主催者によって出場を拒否された」という。インド紙『The Times Of India』が伝えている。
記事によると、「インドでは10代の若者を対象とした予防接種が始まったばかりで、他国での接種も検討したが、物流や資金面の問題がネックとなって断念した」とのこと。ダヒヤのコーチを務めるジグネシュ・ラーワル氏も、その旨を「全豪の主催者に知らせていた」という。
また、ラーワル氏は「ワクチンを2回接種していなければルール上、出場できない。ではなぜジョコビッチを許可したのか?」と疑問を投げかけ、「彼はコート上で特別な扱い(センターコート優先など)を受けられるが、出場の条件は同じでなければならない」と主張している。
テニス界だけでなく、オーストラリア国内でも物議を醸している同騒動。はたして納得のいく説明はなされるのだろうか。いまはただ大会側、選手側、そしてファンにとって満足いく形で開幕を迎えられることを願うばかりだ。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】笑顔でオーストラリアへ出発!“ワクチン免除”を伝えたジョコビッチのツイート
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ウイルス感染拡大防止策の一環として、出場選手に2度の接種が義務付けられている今年の全豪オープン。しかし、これまでジョコビッチはワクチンに消極的な姿勢を示しており、自身の接種状況を公にしてこなかった。さらに、大会主催側の公式声明でも具体的な免除理由は明かされていない。
こうした状況に不満を爆発させたのは、免除措置を受けられなかった選手の関係者だ。ジュニア競技の予選出場を目指していた17歳のアマン・ダヒヤ(インド)は、「ワクチン接種を受けていないとして、主催者によって出場を拒否された」という。インド紙『The Times Of India』が伝えている。
記事によると、「インドでは10代の若者を対象とした予防接種が始まったばかりで、他国での接種も検討したが、物流や資金面の問題がネックとなって断念した」とのこと。ダヒヤのコーチを務めるジグネシュ・ラーワル氏も、その旨を「全豪の主催者に知らせていた」という。
また、ラーワル氏は「ワクチンを2回接種していなければルール上、出場できない。ではなぜジョコビッチを許可したのか?」と疑問を投げかけ、「彼はコート上で特別な扱い(センターコート優先など)を受けられるが、出場の条件は同じでなければならない」と主張している。
テニス界だけでなく、オーストラリア国内でも物議を醸している同騒動。はたして納得のいく説明はなされるのだろうか。いまはただ大会側、選手側、そしてファンにとって満足いく形で開幕を迎えられることを願うばかりだ。
構成●THE DIGEST編集部
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