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前哨戦棄権はグランドスラム優勝の前兆? 大坂なおみの“興味深いデータ”を海外記者が指摘「悪いニュースではないかも」

THE DIGEST編集部

2022.01.08

準決勝の棄権を発表した大坂。次戦の全豪オープンでは自身初のGS2連勝を狙う。(C)Getty Images

 ディフェンディングチャンピオンの前哨戦棄権を巡り、興味深いデータが明らかになった。

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 現地時間1月8日、世界ランク13位の大坂なおみは、第1シードとして出場している『メルボルン・サマー・セット1』(1月4日~9日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート/WTA250)の準決勝を棄権すると発表。全豪オープンの公式Twitterは「腹部の負傷が理由だ」と伝えた。

 約4か月ぶりの公式戦となった今大会では、開幕から順調な勝ち上がりを見せていた。初戦ではアリゼ・コルネ(フランス)との熱戦を制し、2回戦と準々決勝は貫録のストレート勝ち。しかし、本人のツイートによると「休養明けから激しい試合が続き、身体に負担がかかっていた」という。
 
 この大坂の決断に「それほど悪いニュースではないかもしれない」と見解を示したのは、ポルトガルのスポーツメディア『レコード』で記者を務めるホセ・モルガド氏だ。「直近2度のグランドスラム制覇時も、前哨戦で同じことをしていた」というデータを公式Twitterで紹介している。

 WTAの公式サイトで戦績を振り返ってみると、GS3勝目を挙げた2020年全米オープンの前哨戦『ウェスタン&サザン・オープン』では、決勝を棄権。そして、GS4勝目を飾った21年全豪オープンの前哨戦『ギプスランド・トロフィー』では、準決勝を同じく棄権している。

 今回の決断は大事を取ってのものとみられるが、はたして17日開幕の全豪オープンに万全の状態で臨めるだろうか。残り1週間でしっかりと調整し、大坂らしいパワフルなプレーを見せてくれることに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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