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海外テニス

「こんな形で彼が記憶されるのは悲しい」大坂なおみがジョコビッチ騒動に言及!現在の境遇は「自分にも少し理解できる」

THE DIGEST編集部

2022.01.16

全豪オープン2連覇を狙う大坂(左)。ジョコビッチ(右)の入国騒動に何を想うのか。(C)Getty Images

全豪オープン2連覇を狙う大坂(左)。ジョコビッチ(右)の入国騒動に何を想うのか。(C)Getty Images

 全豪オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート/グランドスラム)の開幕直前まで世間を騒がせている“入国ビザ取り消し騒動”。その中心にいるのが、男子シングルスで4連覇を狙うノバク・ジョコビッチ(セルビア)だ。 

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 大会主催者らの承認を受けてメルボルン入りしたジョコビッチは1月5日、ワクチン接種免除の書類不備を理由にビザを取り消された。その後、一度は裁判所が入国を認める判断を下したものの、移民・市民相権限で再度取り消しとなり、現在はまた選手側が異議申し立てを行なっている状況だ。

 こうした一連の騒動では渡航証明書の虚偽申告などもあり、オーストラリア国民を中心に非難の声は多い。そして今回、米放送局『CNN』など複数の海外メディアによると、現地時間1月15日、女子シングルスで自身初のグランドスラム連覇を狙う大坂なおみ(フリー)が、「とても残念な状況」と同ニュースについて話したという。
 
 大会前の会見で意見を問われた大坂は、まず「正直なところ、それに関して私の考えは重要でないと思っている」と前置き。「彼のような偉大な選手がこんな形で記憶されるのは悲しい」と感想を明かしたうえで、「ただ、この問題は選手でなく、オーストラリア政府がどう決めて扱うかだと思う」と見解を示している。

 また、自身の過去と重ね合わせながら、「彼のような人がどんな境遇にいるかは、私にも少し理解できる」とも言及。「自分のしたことに対して、他選手のコメントを見たりするのは、うれしいことではない。できるだけポジティブにこの問題を考えていきたい」と前向きに語っている。

 開幕を明日に控えながらも、いまだに揺れ続けている同騒動。はたして16日に行なわれる審理では、どのような判断が下されるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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