今年9月下旬に開催される男子テニスの団体戦「レーバー・カップ」(9月23~25日/イギリス・ロンドン/ハードコート/団体戦)に、ロジャー・フェデラー(スイス/世界30位)とラファエル・ナダル(スペイン/同5位)が参戦することが明らかになった。同大会の公式サイトが第一報を伝えている。
2017年に始まったレーバー・カップは、フェデラーが創設に関わったエキジビジョンマッチで、チームヨーロッパとチームワールドに分かれて戦う団体戦だ。記念すべき第1回となった17年大会ではチームヨーロッパとして出場したフェデラーとナダルのダブルスが実現し、テニスファンからも大きな反響を呼んだ。
そんな男子テニス界のレジェンドたちの“夢のタッグ”が再び見られるかもしれない。大会公式サイトによるとフェデラーとナダルは共に3年ぶりの出場となる2022年大会でダブルスを組むことを予定しているという。
これに伴いフェデラーは、「今年の後半にツアーに復帰することを本当に楽しみにしているし、レーバー・カップは、僕の復帰プランの一部でもあるんだ。僕自身、このイベントが大好きなんだ。世界で最も素晴らしい都市の一つであるロンドンのO2アリーナ(22年大会の会場)に戻れることをとても興奮している。“フェダル(フェデラーとナダル)”のカムバックに間違いなく乗り気でいるよ!」とのコメントを発表。
さらに22年大会の出場を決断した裏には、「ラファは素晴らしい人であり、私や世界中の数え切れないほどの人々にインスピレーションを与えている。彼は、(アメリカで開かれた)前回(21年大会)のレーバー・カップの後に、SNSを通じて私に『ロンドンではダブルスを組もうよ』とメッセージを送ってきたんだ」と、ナダルからの強い後押しがあったことを明かしている。
一方のナダルも「ロジャーは、僕のキャリアにとって大きな存在で、大きなライバルであり、真の友人でもあるんだ。チームヨーロッパの一員として一緒にプレーできることは素晴らしいことだし、もし、ダブルスでもう一度コートを共有することができるのなら、我々のキャリアの中で本当に特別な経験になるだろうね」と盟友との共演に心を躍らせているようだ。
ただしフェデラーは右ヒザのケガで長らく戦列を離れており、レーバー・カップの出場についても微妙な状況であることは事実だ。それでもこのまま予定通り9月にO2アリーナの舞台でフェデラーとナダルが華やかなプレーを見せてくれることを期待したい。
文●中村光佑
【連続写真】ヒジ主導でテイクバックしてパワーを生み出す、ナダルのフォアハンド
2017年に始まったレーバー・カップは、フェデラーが創設に関わったエキジビジョンマッチで、チームヨーロッパとチームワールドに分かれて戦う団体戦だ。記念すべき第1回となった17年大会ではチームヨーロッパとして出場したフェデラーとナダルのダブルスが実現し、テニスファンからも大きな反響を呼んだ。
そんな男子テニス界のレジェンドたちの“夢のタッグ”が再び見られるかもしれない。大会公式サイトによるとフェデラーとナダルは共に3年ぶりの出場となる2022年大会でダブルスを組むことを予定しているという。
これに伴いフェデラーは、「今年の後半にツアーに復帰することを本当に楽しみにしているし、レーバー・カップは、僕の復帰プランの一部でもあるんだ。僕自身、このイベントが大好きなんだ。世界で最も素晴らしい都市の一つであるロンドンのO2アリーナ(22年大会の会場)に戻れることをとても興奮している。“フェダル(フェデラーとナダル)”のカムバックに間違いなく乗り気でいるよ!」とのコメントを発表。
さらに22年大会の出場を決断した裏には、「ラファは素晴らしい人であり、私や世界中の数え切れないほどの人々にインスピレーションを与えている。彼は、(アメリカで開かれた)前回(21年大会)のレーバー・カップの後に、SNSを通じて私に『ロンドンではダブルスを組もうよ』とメッセージを送ってきたんだ」と、ナダルからの強い後押しがあったことを明かしている。
一方のナダルも「ロジャーは、僕のキャリアにとって大きな存在で、大きなライバルであり、真の友人でもあるんだ。チームヨーロッパの一員として一緒にプレーできることは素晴らしいことだし、もし、ダブルスでもう一度コートを共有することができるのなら、我々のキャリアの中で本当に特別な経験になるだろうね」と盟友との共演に心を躍らせているようだ。
ただしフェデラーは右ヒザのケガで長らく戦列を離れており、レーバー・カップの出場についても微妙な状況であることは事実だ。それでもこのまま予定通り9月にO2アリーナの舞台でフェデラーとナダルが華やかなプレーを見せてくれることを期待したい。
文●中村光佑
【連続写真】ヒジ主導でテイクバックしてパワーを生み出す、ナダルのフォアハンド