オーストラリアの若きテニススター、アレックス・デミノー(世界32位/23歳)に、新型コロナウイルスの「ワクチンパスポート偽造疑惑」が浮上した。
仏紙『レキップ』など複数メディアによると、スペイン警察が偽造ワクチンパスポートを供給する地下組織の捜査をした際に、顧客リストを発見。その中にはプロサッカー選手をはじめ、ボクサー、ボディービルダー、俳優、実業家など、有名人が多数含まれており、デミノーの名前も記されていたというのである。
本件に関してはすでに逮捕者も出ており、偽造ワクチンパスポートを不正に入手した者は2,000名を超えるとも言われている。地下組織は偽造ワクチンパスポートのほか、偽のPCR検査の陰性証明書なども提供していた。
デミノーは先の全豪オープンではベスト16入りを果たして存在感を示したが、大会の出場条件には特別な事情がない限りワクチン接種が義務付けられていた。そのため仮にデミノーが未接種でありながら、偽造ワクチンパスポートによって大会への出場申請をしているとしたら大問題である。
この一連の報道を受けて18日、デミノーがSNSを通じて以下のようなメッセージを発信し、自身にかけられている“ワクチンパスポート疑惑”を真っ向から否定した。
「僕は昨年の夏、ロンドンで1回目の接種を受け、マドリードのラパス病院で2回目の接種を受けました。今日、その病院(スペイン)が一部の患者さんに偽造証明書を配布していたとして、捜査を受けているというニュースが飛び込んできました」としたうえで、「2回目の接種を受けたこと、そして真正かつ有効なワクチン接種証明書があることを100%明らかにしたい。僕や家族の周りの人は皆、予防接種をしっかり受けています。私は何の調査も受けていませんし、リストに私の名前があるのは、病院の患者だったからです」とアピールした。
ワクチン接種を巡っては、全豪オープン直前でノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界1位)が国外退去となるなど大きな問題として扱われている。しかも今後、多くの大会でワクチン接種の義務化が継続されるという。
果たしてデミノーは自身の潔白を証明できるのか。今後の捜査状況に注目が集まっている。
構成●スマッシュ編集部
【連続写真】デミノーが放つ相手が取りずらい伸びのあるバックハンド
仏紙『レキップ』など複数メディアによると、スペイン警察が偽造ワクチンパスポートを供給する地下組織の捜査をした際に、顧客リストを発見。その中にはプロサッカー選手をはじめ、ボクサー、ボディービルダー、俳優、実業家など、有名人が多数含まれており、デミノーの名前も記されていたというのである。
本件に関してはすでに逮捕者も出ており、偽造ワクチンパスポートを不正に入手した者は2,000名を超えるとも言われている。地下組織は偽造ワクチンパスポートのほか、偽のPCR検査の陰性証明書なども提供していた。
デミノーは先の全豪オープンではベスト16入りを果たして存在感を示したが、大会の出場条件には特別な事情がない限りワクチン接種が義務付けられていた。そのため仮にデミノーが未接種でありながら、偽造ワクチンパスポートによって大会への出場申請をしているとしたら大問題である。
この一連の報道を受けて18日、デミノーがSNSを通じて以下のようなメッセージを発信し、自身にかけられている“ワクチンパスポート疑惑”を真っ向から否定した。
「僕は昨年の夏、ロンドンで1回目の接種を受け、マドリードのラパス病院で2回目の接種を受けました。今日、その病院(スペイン)が一部の患者さんに偽造証明書を配布していたとして、捜査を受けているというニュースが飛び込んできました」としたうえで、「2回目の接種を受けたこと、そして真正かつ有効なワクチン接種証明書があることを100%明らかにしたい。僕や家族の周りの人は皆、予防接種をしっかり受けています。私は何の調査も受けていませんし、リストに私の名前があるのは、病院の患者だったからです」とアピールした。
ワクチン接種を巡っては、全豪オープン直前でノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界1位)が国外退去となるなど大きな問題として扱われている。しかも今後、多くの大会でワクチン接種の義務化が継続されるという。
果たしてデミノーは自身の潔白を証明できるのか。今後の捜査状況に注目が集まっている。
構成●スマッシュ編集部
【連続写真】デミノーが放つ相手が取りずらい伸びのあるバックハンド