事態が悪化の一途をたどっているロシアのウクライナ侵攻を受け、このほど軍の予備役に登録した男子テニス元世界ランク31位のセルゲイ・スタコフスキ氏(ウクライナ)。自国の危機に立ち向かうことを決意したウクライナ・テニス界のスーパースターの元に、ある人物から安否を気遣うメッセージが届いたという。
その人物とはグランドスラムで20度の優勝を誇る男子テニス界のレジェンド、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現世界2位)だ。実はスタコフスキ氏は先日行なわれたセルビア国営放送『RTS』のインタビューに応じた際、「ジョコビッチがサポートのメッセージを送ってくれて、彼と少し話した」と明かしていた。
そしてこのほどスタコフスキ氏は実際にジョコビッチからWhatsApp(無料のメッセージアプリ)で送られてきたというメッセージを自身の公式インスタグラム(@stako_s)で公開。そこにはこう綴られていた。
「スタコ(スタコフスキ氏の愛称)、元気かい? 現場にいるのか? 君のことを思っているよ。早くすべてが落ち着くことを願っている」
さらにジョコビッチは「資金援助でも他の方法でも、とにかくどんなサポートでも必要であれば知らせてほしい」と、あらゆる手段を講じて支援する意欲も示したのだ。
このジョコビッチのメッセージに対し、スタコフスキ氏は両手を合わせる絵文字と共に「サポートしてくれてありがとう」と感謝のコメント。最後にはハートの絵文字を添えて「ウクライナのみんなもあなたに感謝しているよ」と締めくくった。
現地時間2月26日に応じた英衛星放送『Sky News』のインタビューでは出生地の首都キエフにも侵攻の被害が及んでいることを受け、「自ら武器を手にして戦うつもりだ」とも表明していたスタコフスキ氏。テニスファンの間ではその勇気を称える一方で、彼の身の安全を懸念する声も多く上がっている。とにかく一刻も早い事態の収束と、スタコフスキ氏の無事を祈るばかりだ。
文●中村光佑
【連続写真】股関節の柔軟性がパワーを生む、ジョコビッチのバックハンド
その人物とはグランドスラムで20度の優勝を誇る男子テニス界のレジェンド、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現世界2位)だ。実はスタコフスキ氏は先日行なわれたセルビア国営放送『RTS』のインタビューに応じた際、「ジョコビッチがサポートのメッセージを送ってくれて、彼と少し話した」と明かしていた。
そしてこのほどスタコフスキ氏は実際にジョコビッチからWhatsApp(無料のメッセージアプリ)で送られてきたというメッセージを自身の公式インスタグラム(@stako_s)で公開。そこにはこう綴られていた。
「スタコ(スタコフスキ氏の愛称)、元気かい? 現場にいるのか? 君のことを思っているよ。早くすべてが落ち着くことを願っている」
さらにジョコビッチは「資金援助でも他の方法でも、とにかくどんなサポートでも必要であれば知らせてほしい」と、あらゆる手段を講じて支援する意欲も示したのだ。
このジョコビッチのメッセージに対し、スタコフスキ氏は両手を合わせる絵文字と共に「サポートしてくれてありがとう」と感謝のコメント。最後にはハートの絵文字を添えて「ウクライナのみんなもあなたに感謝しているよ」と締めくくった。
現地時間2月26日に応じた英衛星放送『Sky News』のインタビューでは出生地の首都キエフにも侵攻の被害が及んでいることを受け、「自ら武器を手にして戦うつもりだ」とも表明していたスタコフスキ氏。テニスファンの間ではその勇気を称える一方で、彼の身の安全を懸念する声も多く上がっている。とにかく一刻も早い事態の収束と、スタコフスキ氏の無事を祈るばかりだ。
文●中村光佑
【連続写真】股関節の柔軟性がパワーを生む、ジョコビッチのバックハンド