ケガにより長期のツアー離脱を強いられているテニスの元世界女王のセレナ・ウィリアムズ(アメリカ)が、今年6月末開幕の「ウインブルドン」(6月27日~7月10日/イギリス・ロンドン/芝/グランドスラム)でツアーに復帰する意向を示した。
四大大会最多の24度目の優勝まであと1つと迫っている40歳のセレナは、昨年6月のウインブルドン1回戦で右脚のハムストリングを負傷し、試合途中で棄権。
その後も回復が思わしくなく、出場を予定していた同年7月の東京五輪と9月の全米オープンを欠場。ここ1年ほどツアー大会には出場しておらず、現在の世界ランキングは246位となっている。テニス系海外メディア『UBITENNIS』によれば、現段階では今季のクレーシーズンも公式戦でプレーをする予定はないという。
そのセレナが現地4月7日にNFL(米プロアメリカンフットボールリーグ)のスーパースターであるアーロン・ロジャーズ(アメリカ)と対談した際の動画を、自身の公式インスタグラムのストーリーで公開。動画の冒頭で「今私たちは私のカムバックについて話しているわ」と前置きしたセレナは「彼(ロジャーズ)が私を奮い立たせてくれて、今はウインブルドンに向けて準備を進めている。待ち遠しいわ!」と発言した。
その直後にロジャーズが「復帰が今年の全米になる可能性はあるの?」と尋ねると、セレナははやる気持ちを抑えられない様子を見せながら、改めて「それ(全米)よりも先にウインブルドンがあるから、まずはウインブルドンでプレーしないとね! ワクワクしているわ!」と回答した。
その一方で、セレナが2012年から約10年にわたって師事してきたパトリック・ムラトグル氏が元世界1位のシモナ・ハレップ(ルーマニア/現20位)のフルタイムコーチに就任。7日に更新した自身のSNSでムラトグル氏は「今のところは短期間の見込みであり、今後のことはまたお知らせする」と報告した上で、「他の選手と仕事をする道が開けた」と綴っている。
何はともあれ、過去7度優勝と相性の良いウインブルドンでのセレナのカムバックには、テニスファンからも大きな注目が集まりそうだ。まずは無理なく調整を進めた上で、元気な姿でコートに戻ってきてほしい。
文●中村光佑
【PHOTO】プレーの合間に垣間見えるトッププロの素顔
四大大会最多の24度目の優勝まであと1つと迫っている40歳のセレナは、昨年6月のウインブルドン1回戦で右脚のハムストリングを負傷し、試合途中で棄権。
その後も回復が思わしくなく、出場を予定していた同年7月の東京五輪と9月の全米オープンを欠場。ここ1年ほどツアー大会には出場しておらず、現在の世界ランキングは246位となっている。テニス系海外メディア『UBITENNIS』によれば、現段階では今季のクレーシーズンも公式戦でプレーをする予定はないという。
そのセレナが現地4月7日にNFL(米プロアメリカンフットボールリーグ)のスーパースターであるアーロン・ロジャーズ(アメリカ)と対談した際の動画を、自身の公式インスタグラムのストーリーで公開。動画の冒頭で「今私たちは私のカムバックについて話しているわ」と前置きしたセレナは「彼(ロジャーズ)が私を奮い立たせてくれて、今はウインブルドンに向けて準備を進めている。待ち遠しいわ!」と発言した。
その直後にロジャーズが「復帰が今年の全米になる可能性はあるの?」と尋ねると、セレナははやる気持ちを抑えられない様子を見せながら、改めて「それ(全米)よりも先にウインブルドンがあるから、まずはウインブルドンでプレーしないとね! ワクワクしているわ!」と回答した。
その一方で、セレナが2012年から約10年にわたって師事してきたパトリック・ムラトグル氏が元世界1位のシモナ・ハレップ(ルーマニア/現20位)のフルタイムコーチに就任。7日に更新した自身のSNSでムラトグル氏は「今のところは短期間の見込みであり、今後のことはまたお知らせする」と報告した上で、「他の選手と仕事をする道が開けた」と綴っている。
何はともあれ、過去7度優勝と相性の良いウインブルドンでのセレナのカムバックには、テニスファンからも大きな注目が集まりそうだ。まずは無理なく調整を進めた上で、元気な姿でコートに戻ってきてほしい。
文●中村光佑
【PHOTO】プレーの合間に垣間見えるトッププロの素顔