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海外テニス

5月開催のテニス四大大会全仏OPでは、ロシアとベラルーシ選手の出場を認める意向<SMASH>

中村光佑

2022.04.10

昨年の全仏OP準優勝者、ロシアのアナスタシア・パブリチェンコワ(左)も出場できそうだ。右は優勝したバルボラ・クレイチコワ(チェコ)。(C)Getty Images

昨年の全仏OP準優勝者、ロシアのアナスタシア・パブリチェンコワ(左)も出場できそうだ。右は優勝したバルボラ・クレイチコワ(チェコ)。(C)Getty Images

 多くの人命が奪われているロシアのウクライナ侵攻を受け、スポーツ界ではロシアと同国の軍事攻撃を支持するベラルーシへの制裁を課す動きが加速している。無論それはテニス界でも例外ではない。

 今年6月末開催の「ウインブルドン」(6月27日~7月10日/イギリス・ロンドン/芝/グランドスラム)ではロシア・ベラルーシ人選手の出場が認められない可能性が浮上している。3月中旬にはイギリスのスポーツ担当大臣を務めるナイジェル・ハドルストン氏が「デジタル・文化・メディア・スポーツ特別委員会」の公聴会で「プーチンの支持者ではないことが保証されない限り、ロシア人選手はウインブルドンに参加できないかもしれない」と発言していた。

 また英公共放送『BBC』によると、ウインブルドンの大会主催側がロシア人選手とベラルーシ人選手の出場可否について「政府と相談しているところだ」と明かしたという。その一方で正式な決定が下される具体的な時期についてはまだ明らかにしていない。
 
 そんな中、来月開幕する「全仏オープン」(5月22日~6月5日/フランス・パリ/クレーコート/グランドスラム)は各統括団体が定めた規定を遵守する形で、国名や国旗の使用を認めない代わりに中立の立場でロシア・ベラルーシの2国の選手の参戦を認める意向を示したのだ。

 これはロシア国営メディア『RT』など複数のメディアが報じたもので、現段階では昨年の同大会で初のベスト8入りを果たしたダニール・メドベージェフ(現2位)も問題なく出場できる見込みだ。ただし、メドベージェフは自身のSNSで軽度のヘルニア手術による1~2カ月間のツアー離脱を表明しており、全仏主催側の決定を問わず出場を見送る可能性もある。

 だがサッカーや体操、カーリングなど多くの競技で「ロシア・ベラルーシ外し」が行なわれる中、締め出し措置を積極的に講じないテニス界に対する反発の声が多く上がっているのも事実だ。開幕まで残り約1カ月、果たして両国の選手がこのまま全仏でプレーできるのか、今後の動向には注目が集まりそうだ。

文●中村光佑

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